シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コミュニケーション論(1) | 2024 | 前期 | 月1 | 文学部 | 中野 円佳 | ナカノ マドカ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-CS2-L404
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
社会の中には様々なジェンダーステレオタイプが潜んでいます。この講義では、日常で皆さんが触れる様々な媒体(メディア)やコミュニケーションの中にあるジェンダーバイアスについて考えてもらえたらと思っています。
科目目的
世の中にあふれるジェンダーバイアスやジェンダー平等について日本の現状を理解し、ジェンダーをめぐる多様な問題について切り取るための概念を知ることで既存のコミュニケーションやメディアの在り方を批判的に見ることができるようになること。
到達目標
ジェンダー関連の主要な概念を理解し、自分の言葉でそのキーワードを使いこなすことができること
授業計画と内容
授業はおおよそ次のように構成される。
1 イントロダクジョン
2 幼少期のコミュニケーションとジェンダー
3 アニメや映画の中のジェンダー
4 教師のコミュニケーションとバイアス
5 性教育とコミュニケーション
6 CMの中のジェンダー
7 家事・育児と性役割
8 職場とジェンダー
9 ダイバーシティ&インクルージョンとは何か
10 女性活躍の壁は何か
11 ルッキズムとは何か
12 性犯罪とハラスメント
13 リーダーシップとジェンダー
14 まとめ・到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業終了後に毎回コメントカードの提出を求めますが、回によっては、授業中に提示した資料や教科書を読んだうえで書いてもらいます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 20 | 授業の最終回で到達度を確認するための小論文を課す。 |
レポート | 20 | 学期の途中でレポートの課題を課す。 |
平常点 | 60 | 毎回提出してもらうコメントカードで初回と最終回を除く12回分各5点を配点する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
オンライン授業
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
新聞記者・ジャーナリストとしての活動15年
大学男女共同参画室での勤務2年
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
記者として取材した内容、会社員として働いた経験、男女共同参画室で教育機関のジェンダー平等推進を担う立場からの知見を盛り込む。
テキスト・参考文献等
<教科書>
中野円佳『「育休世代」のジレンマ』光文社、2014年
中野円佳『なぜ共働きも専業もしんどいのか』PHP、2019年
林香里・田中東子『ジェンダーで学ぶメディア論』世界思想社、2023年
<参考文献>
堀越英美『女の子は本当にピンクが好きなのか』河出文庫、2019年
キャロライン・クリアド=ペレス (著), 神崎朗子 (翻訳)『存在しない女たち』河出書房新社、2020年
天童睦子『ゼロからはじめる女性学』世界思想社、2023年
長田華子・金井郁・古沢希代子編『フェミニスト経済学』有斐閣、2023年
その他特記事項
連絡先:nakanomadoka@g.ecc.u-tokyo.ac.jp