シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際法/外交政策論 | 2025 | 前期 | 火2 | 国際情報学部 | 竹内 雅俊 | タケウチ マサトシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-IL2-IL11
履修条件・関連科目等
一定の法学の基礎を積んでいることが望ましいが、初心者でもわかるように工夫をする予定である。将来的なキャリアとして国際的視野をもった公務員や企業人、国際公務員、NGOのスタッフなどをめざす人に履修を薦める。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義は、国際法と外交政策論の基礎的理解をすすめる科目として位置づけられる。本講義における目標は2つある。1つは、国際法を国内法と比較しながら、国際法学の基礎を正確に把握することであり、いま1つは、国際社会における様々な紛争の解決に関して国際法や外交政策がどのように貢献することができるか認識することである。上の目標を達成するために、国際法学の基本的なテーマである、主体論、法源論、承認論、領域論、紛争解決論などを取り上げ、これらが主たる論点となった具体的な事件を分析する。
科目目的
本講義の目的として以下の2つを掲げる
1. 現実の国際問題を理解するための国際法的視座を涵養すること
2. 講義と受講者の問題意識と結びつけて国際関係に対する自らの見解をつくりあげること
到達目標
本講義は受講者に次のような到達目標を設定する
(1) 外交政策や国際法の知識を基に、報道やニュースを批判的に理解することができる
(2) 国際法の知識と自身の問題関心を結びつけることができる
授業計画と内容
第1回 イントロとガイダンス: 国際法の歴史と外交について
第2回 国際法とは(1)法源論
第3回 国際法とは(2)国際法と国内法の関係、条約法、慣習法
第4回 国際法の主体(1)国家、主権、承認
第5回 国際法の主体 (2)個人、国際機構、その他非国家主体
第6回 国家管轄権とその例外
第7回 領域論:国家領域、国際公域と特殊
第8回 外交・領事関係
第9回 紛争解決論(1)紛争の平和的解決
第10回 紛争解決論(2)国際裁判
第11回 紛争解決論(3)安全保障
第12回 国際人権論
第13回 国家責任論
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 講義で取り上げたテーマの中から到達度をはかるための試験を実施する。詳細は、講義のなかで説明する予定である |
平常点 | 50 | 各回の最後に簡単な小テストやアンケートを取り、各回の確認をする。以て平常点とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
オリジナルのレジュメを中心に講義を実施する。参考文献については第1回目にリストを用意する。また各回においても適宜、紹介する予定である。条約集は各自で購入することを薦める。
国連憲章は、各自以下のサイトなどからテキストをダウンロードしておくこと
国連広報センターURL http://www.unic.or.jp/info/un/charter/text_japanese/