シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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English Seminar(2) | 2024 | 後期 | 水3 | 文学部 | 木村 明日香 | キムラ アスカ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EX2-B106
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業ではイギリス・ルネサンスを代表する劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲(劇の台本)を読みます。前期は『ヴェニスの商人』、後期は『リア王』を扱います。授業の進め方としては、教員による解説→学生のみなさんによる発表→ディスカッションとなっています。
『リア王』はシェイクスピアの四大悲劇の一つです。誤解と裏切りの中で崩れゆく王の物語であり、「老衰と人間の尊厳」「親子関係」「王とは何か」などのテーマがあります。年老いたリア王は3人の娘に領土を割譲して引退しようとしますが、そのテストとして、彼女たちにいかに父親を愛しているかを語らせます。しかし最も愛情を注いだ末娘のコーデリアが思わぬ言葉を口にします…。
権力や財産が絡んだとき、純粋な親子の愛情は成立しうるのか。社会での役目を終えた老人に居場所はあるのか。このような点について、考えていきたいと思います。
科目目的
作品の精読を通じて、文学批評の基本姿勢を身につける。自ら立てた問いについて、テクストや歴史を参照しながら論証を行い、発表やレポートを通じて論理的に説明する力を習得する。
到達目標
戯曲を分析する力を身につける。他の参加者との意見交換を通じて作品を複眼的に分析できる。自分なりの問いを立て、論理的に検証・説明できる。
授業計画と内容
以下は目安です。実際の進め方については、初回授業で提示します。
第1回 導入① 初期近代英語の基礎
第2回 導入② 批評用語
第3回 導入③ 作品解説
第4回 1幕1場(前半)
第5回 1幕1場(後半)~2場
第6回 2幕1場
第7回 2幕2場
第8回 3幕1場
第9回 3幕2場(前半)
第10回 3幕2場(後半)
第11回 4幕1場~2場
第12回 5幕1場(前半)
第13回 5幕1場(後半)
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 任意のテーマを立て、引用を用いながら、作品を論理的に分析できる。 |
平常点 | 50 | 出席点 ディスカッションへの参加 発表 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
ピーター・ミルワード編注『リア王』大修館書店、1987年。
河合祥一郎訳『リア王』角川文庫、2020年。