シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会学/社会入門 | 2025 | 後期 | 土2 | 国際情報学部 | 鈴木 将平 | スズキ ショウヘイ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
GI-SC1-LA08
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
①「コロナ」(covid-19)をめぐって制作された映像作品を取り上げ、ありふれた日々の生活の営みやそこでの人と人との関係性に意識的に目を向けることを試みます。
②社会学の基本的な考え方を参照しながら、私たちの「日常」がどのように成り立っているかを映像作品から多面的に考察します。
③私たちの「日常」を取り巻く社会的な問題や構造について、関連する新聞記事等を紹介します。
科目目的
大量かつ高速にヒト・モノ・カネが移動することを前提としたグローバルな社会において、感染症は、当たり前のように続くと思われた「日常」を根底から揺るがす。この講義では、パンデミックというグローバルな現象において現われる、個人が経験する出来事と、社会的な構造や制度がもつ拘束力や限界を、社会学的な観点から多面的に探究することを目的とする。
到達目標
①身近な出来事やトピックから、現代社会が抱える課題を捉えるための観点を身につけること
②現代社会の課題や現状を説明するための社会学的な観点を身につけること
③現代社会の課題や現状の背景にある社会的な現象に対する想像力・洞察力を身につけること
授業計画と内容
第1回 :授業概要、成績評価方法説明
第2回 :社会学の考え方① 意味と構造
第3回 :社会学の考え方② 期待される役割
第4回 :「コロナ」と地域社会① 感染症と身体
第5回 :「コロナ」と地域社会② 運送・移動
第6回 :「コロナ」と地域社会③ スティグマ
第7回 :「コロナ」と地域社会④ 学校と子ども
第8回 :「コロナ」と地域社会⑤ 家族
第9回 :「コロナ」と地域社会⑥ 死と死別
第10回:「コロナ」と地域社会⑦ ジェンダー
第11回:「コロナ」と地域社会⑧ 労働と感情
第12回:「コロナ」と地域社会⑨ パーソナリティ
第13回:「コロナ」と地域社会⑩ 映像資料の総括
第14回: まとめとフィードバック
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義で配布する資料をよく読み直すこと。
日ごろから、ニュースや新聞記事、身の回りの出来事、感じたり考えたことについてメモを残しておくこと。中間レポートの課題となります。
講義で取り上げた内容以外にも、興味をもった事柄について、自身で参考文献などを収集し、考えを深めること。期末レポートの課題となります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 【期末レポート】40% 講義を通して当初の理解がどのように変化したかを記録すること、及び、自分のものの見方や考え方の特徴を理解しようと試みていること。引用や書誌情報などのレポートの形式的要件を満たしていること。 |
平常点 | 60 | 【授業への実質あるコミットメント】30% 授業内容をふまえたコメントペーパーの提出、関心を持ったニュース及び新聞記事の収集。 【中間レポート】30% 講義を通して当初の理解がどのように変化したかを記録すること、及び、身の回りの出来事を社会学的な観点から捉えようとしていること。引用や書誌情報などのレポートの形式的要件を満たしていること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
中央大学の成績評価基準に準拠します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
レポート作成およびmanabaの閲覧のためPCを必要とする。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講義で配布します。関心をある人は、以下の参考文献を手に取ってみてください。
1.長谷川公一他編,2019,『社会学 新版』有斐閣.ISBN(4641053898)
2.ジグムント・バウマン&ティム・メイ,2016,『社会学の考え方〔第2版〕』筑摩書房.ISBN(4480097465)
3.友枝敏雄・浜日出夫・山田真茂留編,2023,『社会学の力〔改訂版〕――最重要概念・命題集』、有斐閣.ISBN(4641174814)
4.友枝敏雄他編,2018,『社会学のエッセンス――世の中のしくみを見ぬく〔新半補訂版〕』、有斐閣.ISBN(4641220980)
5.野村一夫,1998,『社会学感覚【増補版】』、文化書房博文社.ISBN(4830108223)→ウェブ上で閲覧可
その他特記事項
質問は随時受け付け、個別または全体にむけて回答します。
また、メールを送る際には、必ず氏名・学籍番号を添えて、一般的なビジネスメールの形式(件名、挨拶、本文)をふまえるようにしてください。