シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 社会思想史Ⅱ | 2026 | 後期 | 水2 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 鳴子 博子 | ナルコ ヒロコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-EH5-104L
履修条件・関連科目等
特にありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
主にフランス革命、戦争、ジェンダーをめぐる鳴子の諸論考を輪読します。それらの論考は、ルソー理論の分析を伴って論じられています。報告者に作成したレジュメにもとづいて報告をしていただきます。その上で、論点をめぐって意見交換、討論を行います。
科目目的
古典理論は時空を超えた普遍性を有している。18世紀の政治経済学の展開の中で大きな位置を占めるジャン=ジャック・ルソーの理論体系を分析する諸論考の輪読を通して、現代社会の抱えている大きな社会課題「格差社会からの脱却」について考えを深める。経済の発展と格差是正との両立はいかにして可能かを模索する。さらにジェンダー視点から社会思想と歴史的現実を捉え直すことも試みる。
到達目標
2年次に修士論文を作成する準備の一環として、社会思想のエッセンスを学び、そもそも社会矛盾を生む原因は何か、問題の根源に遡って探究することができるようになる。
授業計画と内容
第1 回 授業を始めるにあたって
第2 回 ルソーにおける自由・奴隷・祖国愛―神仏殺しと非キリスト教化、「靖国」とアソシアシオン
第3 回 フランス革命と明治維新―ルソーの「国家創設」論からの比較考察
第4 回 ルソーの戦争論からもう一つのEU統合を考える
第5 回 九月虐殺とルソーの戦争状態論―ヘーゲルの市民社会論をもう一つの参照点として
第6 回 ル・シャプリエ法とルソー・ヘーゲルの中間団体論
第7 回 『社会契約論』は偽装された指南書なのか―「自然状態から社会契約へ」の矛盾をめぐって
第8 回 パリテかクォータか、普遍主義か差異主義か
第9 回 女性の政治参画における北欧モデル(クオータ)対フランス・モデル(パリテ)
第10回 ルソーのリプロダクション論と18世紀―授乳と戦争
第11回 フランス革命における暴力とジェンダー―バスチーユ攻撃とヴェルサイユ行進を中心に
第12回 フランス革命期における女性の『能動化と排除』―ヴェルサイユ行進から革命共和女性協会まで
第13回 ジャコバン独裁期におけるヴァンデの反乱と女性の集団行動
第14回 授業の振り返り・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
報告者はレジュメを作成しますが、それ以外の履修者もテキストをよく読んでくることが必要です。復習を習慣化してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 100 | レジュメ・報告の内容、テキスト読解の度合い、授業への取り組み姿勢を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
輪読の対象となる論考は複数の書籍、紀要に分かれて掲載されていますので、テキスト指定はいたしません。毎回論考データを提示します。