シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ドイツ文化特講(2) | 2024 | 後期 | 火5 | 文学部 | 縄田 雄二 | ナワタ ユウジ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-DT1-C102
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
重要な書物を読み、美術や音楽を鑑賞しつつ、ヨーロッパ文化史、その一部としてのドイツ語圏文化史をたどる講義である。日欧関係史にも重点を置く。
科目目的
・ヨーロッパ文化史、とりわけドイツ語圏文化史の概要を把握する。
・日欧・日独文化交流史の概要を把握する。
到達目標
みなさんがヨーロッパ文化、ドイツ語圏文化にかかわる書物、美術、舞台をよく理解できるようになること。
授業計画と内容
1. 導入
2. 江戸時代のヨーロッパ学――杉田玄白『蘭学事始』(講談社学術文庫**)
3. フランス革命、ナポレオン戦争、ウィーン会議の時代――ロマン・ロラン著片山敏彦訳『ベートーヴェンの生涯』(岩波文庫**)
4. 日本も論ぜられたフランス革命後の国際政治論――カント『永遠平和のために』(岩波文庫**)第一章
5. カント『永遠平和のために』(岩波文庫**)第二章
6. ゲーテ『ファウスト』(ドラクロワの挿画、シューベルトの歌曲などによる瞥見)
7. 共産主義の勃興――マルクス/エンゲルス『共産党宣言』(岩波文庫**)
8. 近代国家としてのドイツ・日本――森鴎外『舞姫・うたかたの記』(主に「文づかい」)
9. 近代国家としてのドイツ・日本――森鴎外『舞姫・うたかたの記』(主に「うたかたの記」)
10. 美術にあらわれた第一次世界大戦
11. 第一次世界大戦と日独文化(坂東俘虜収容所資料)
12. 第二次世界大戦――シェーンベルクの声楽曲「ワルシャワの生き残り」
13. 第二次世界大戦後のドイツ文化受容――三島由紀夫『絹と明察』(新潮文庫**)
14. 総括
**印を付した文庫本は、その回の授業に持ってこなければならない。
この授業の枠を借りて留学説明会や講演会を催すことがありうる。その場合は予定も変更する。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・授業内容はmanabaのコンテンツ欄に文章として載せるので、授業後にざっと読み返し、理解を深めていただきたい。
・課題図書は授業後に通読していただきたい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 学期末に試験をおこない、学期全体の授業にしっかりと取り組めたかを評価する。 |
平常点 | 50 | responなどにより、その回ごとの授業にしっかりと取り組めたかを簡単に評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
授業計画欄で**印を付した文庫本
その他特記事項
・授業中に教員と学生がコミュニケーションできる無料アプリresponを用いる。manaba経由でスマートフォンにダウンロードしておいていただきたい。
・質問は以下いずれの方法でもよろこんで受けつける。(1)授業中手を挙げる (2)授業のおわりにresponでコメントを寄せる際に書き込む (3)manabaの個人指導コレクションを用いる
・遅刻・欠席については、公式の書類があるものについてのみ考慮を保証する。