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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:特殊講義(リーガル・リサーチ基礎)

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
特殊講義(リーガル・リサーチ基礎) 2025 前期複数隔週開講 金1,金2 法学研究科博士課程前期課程 佐藤 信行 サトウ ノブユキ 1年次配当 2

科目ナンバー

JG-OL5-205L

履修条件・関連科目等

英米法を比較対象の一つとして研究学修しようとする方に、強く履修を勧めます。

授業で使用する言語

日本語/英語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 判例法主義を採用する英米法においては、制定法集を見ることだけでは「何が法であるか」を発見することはできません。そこで、Legal Researchが極めて重要なものとなります。この授業では、英米法の基礎について学ぶと共に、2大英米法法律データベースの1つであるであるWestlawを中心とした用いた実習を行います。
 法資料のデジタル化が急速に進行している現在、少なくとも英米法を比較対象の一としようとする場合、これらのデータベースの利用は必須となっていることを念頭に、初級から中級程度までの利用ができるよう指導します。なお、この授業の中心は実習ですので、2単位科目ではありますが、隔週開講(2コマ連続)で行います。

科目目的

この科目では、英米法の基礎を学ぶと共に、英米法研究に必須のLegal Researchの技法を身につけることを目的とします。

到達目標

自らの研究テーマ係る具体的な調査項目を自ら設定し、法情報データベースを利用して、それについての法資料を体系的に取得すると共に、citatorを利用して発見した法資料の価値や相互関係を評価できる能力を修得することを到達目標とします。

授業計画と内容

第1回 英米法の基礎(その1:イギリス法入門講義)
第2回 英米法の基礎(その2:アメリカ法入門講義) 
第3回 Westlawの基本操作(実習)
第4回 Westlawを利用した英米法情報調査の考え方(実習と講義)
第5回 Westlawを利用した法令調査(その1:連邦議会制定法、行政立法)(実習と講義)
第6回 Westlawを利用した法令調査(その2:州法)(実習と講義)
第7回 Westlawを利用した判例調査(その1:判例集の体系、判例の読み方)
第8回 Westlawを利用した判例調査(その2:citatorを利用した判例評価)
第9回 Westlawを利用した法二次情報調査(その1:restatement、model law、法律百科事典、法律辞書・辞典など)(実習と講義)
第10回 Westlawを利用した法二次重宝調査(その2:論文など)(実習と講義)
第11回 紙媒体資料を利用した調査(その1:座学と図書館ツアー)
第12回 紙媒体資料を利用した調査(その2:図書館ツアー)
第13回 Westlaw以外のデジタル法情報
第14回 総合課題実習

なお、実習を伴う授業であることから、1回2コマ×7回の変則開講で実施します。現時点で予定している2025年度の開講日は次のとおりです。
(1) 4月11日(授業開始週)
(2) 4月25日
(3) 5月9日
(4) 5月23日
(5) 6月6日
(6) 6月20日
(7) 7月4日(この授業の最終回)

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

英米法についての基礎知識が必要になりますので、担当者が予め作成・配布する資料を用いて、各回の授業前に事前準備を行ってください(各回につき、およそ1時間~2時間を想定)。また、レポートのためのlegal researchとレポート作成に合計30時間程度が想定されます。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 70 期末に具体的なLegal Research課題を設定し、調査結果をレポートとしてまとめる。その際の具体的評価は、論点把握の妥当性質(20%)、資料収集の適切性(20%)、資料解析の妥当性(20%)、引用表示の正確さ(20%)、結論の妥当性(20%)を基本とし、課題に応じて比率を増減する。
平常点 30 討議における発言等、授業への貢献度を主たる判断要素とする。毎回必ず1回は発言することが求められる。

成績評価の方法・基準(備考)

この授業は、法学部の「英米法概論2-1」と合併して実施する。ただし、成績評価に際しては、大学院の科目としての水準を維持するために、レポート課題を区分して提示する。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

WestlawやLexisNexis等の法情報データベースを利用する。

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

担当教員である佐藤は、1980年代以降、法情報データベースの構築・運用に関する実務に関与している。具体的には、法情報データベース実装について、中央大学自身が構築するものに関与したほか、複数の法情報データベース・ベンダーの開発に協力すると共に、法情報データベースの運用・利用について、多くの実務教育プログラムを開発している。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

法情報データベースの実習について、利用者サイドのみならず、設計者・開発者サイドの視点を加えて授業を行う。

テキスト・参考文献等

テキストとして資料を配付します。 参考書として、Morris L. Cohen & Kent C. Olson, Legal Research in a Nutshell, 12th ed, Thomson West, 2016. その他の法情報ツールについては、授業内で紹介します。

その他特記事項

授業時間外の連絡については、manaba及び電子メールによるほか、駿河台キャンパスの佐藤研究室で受け付けます。

参考URL

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