シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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フランス文化史A | 2024 | 前期 | 月5 | 文学部 | 学谷 亮 | ガクタニ リョウ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-FS1-D203
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、フランス語圏の自然環境・風土や、各時代の政治体制との関わりからフランス文化を捉えることで、フランス文化の多様な側面を理解することをめざします。各時代の文化を支えている時代精神や、地理・歴史・宗教・言語などに関する知識を獲得することを通して、フランス文化を理解するための思考の枠組みを作っていきます。それによって、今後のフランス文学やフランス美術の学習において、受講者が文学作品や美術作品を能動的に読み解くための基礎を身につけることを目指します。
前期の「フランス文化史A」では、フランス語圏の地理について概観した後、中世から18世紀までの話題を中心に取り上げます。政治史の理解なくして文化史の理解はおぼつきません。そこで、まずはフランス史の基礎的な流れを学び、各時代の主な文化史上の出来事を政治社会との関わりから考察していきます。さらに、フランス文化を学ぶ上で特に重要ないくつかのトピックを取り上げ、時代による変化・発展を中心に解説し、通史的知識の肉付けを図ります。
科目目的
フランス文化の本質的理解のために必要な、フランス語圏の地理と歴史に関する基礎的な知識を習得する。
フランス文化を支えてきた様々な制度について、その特徴と歴史的な変遷・発展に関する基礎的な知識を習得する。
フランス文化のもつ多様性や、フランス文化と異文化との交流・交渉について、具体的な事例からその特徴を考察できるようにする。
到達目標
フランス語圏の気候風土について説明でき、主要な河川や山脈、都市、重要な歴史的モニュメントの名称と位置を挙げることができる。
フランス史の基本的な流れを把握し、各時代における政治史上の出来事とフランス文化との関わりを説明することができる。
フランス文化を支えてきた諸制度の特徴を説明し、それらと関連する具体的な文学・芸術作品を挙げることができる。
フランス語圏と他地域の交流・交渉の基本的な歴史を把握し、異文化との接触により生じたフランス文化の変容について具体的な例を挙げながら説明することができる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス――フランスってどんな国?
第2回 ヨーロッパの中のフランス
第3回 首都パリとその周辺
第4回 多種多様な地方
第5回 旧植民地と海外領土
第6回 フランスの生成
第7回 キリスト教文化
第8回 ルネサンスと宗教戦争
第9回 絶対王政の確立
第10回 啓蒙の世紀
第11回 ラテン語からフランス語へ
第12回 「明晰な言語」の確立
第13回 大学の誕生
第14回 サロンとアカデミー
※受講生の理解度・関心に応じて、全体の科目目的・到達目標に影響しない範囲で一部内容を変更することもありえます。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 学期中2回に分けて、レポート課題を提出してもらいます。授業内容の基本的な理解度を判定します。 |
平常点 | 30 | 各回の授業冒頭で提示する「今日の問い」について、授業を聞いたうえでどのように考えるか、コメントを提出してもらいます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
毎回の授業冒頭で「今日の問い」を提示します。それについて、まず受講者各自で数分間考えた後、ペアもしくはグループで意見交換をします(「シンク・ペア・シェア」と呼ばれる手法です)。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>使用しません。授業内で使用する資料はmanabaで配布します。
<参考文献>授業中に随時紹介していきます。
その他特記事項
参考URL
この授業は、仏文専攻・語文コース系の教員が担当しています。
語文コースHP https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/futsubun-gobun/
語文コースブログ https://chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com/