シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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フランス美術史A/美術史各論(1)A | 2024 | 前期 | 火3 | 文学部 | 泉 美知子 | イズミ ミチコ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-HR1-D251
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
スライドを利用して、美術史の基礎知識や用語の解説、時代背景についての説明を挟みながら、作品観察を中心に進めていきます。観察にあたっては、受講生との対話を織り交ぜながら進めていきます。
時代的には、中世からルネサンスにかけての作品を取り上げます。フランス美術以外に、他の地域で制作された作品も比較のため参照します。
科目目的
フランス語文学文化専攻1年次生にとっては、美術史という分野への入門と、年末に予定されているコース選択の材料にしてもらうことを目的としています。
一般的には、美術史という学問を通してみた美術作品の見方と、それらのつながりのつけかたについて理解することが目的です。
なお、美術家や作品名、制作年代を暗記することが目的ではありません。高校までの「美術鑑賞」とも違います。精選された作品を「観察」することから学びます。
到達目標
受講生は、フランス美術史、および西洋美術史についての初歩的な知識を得るとともに、鑑賞とは違う作品の見方を獲得してください。
授業計画と内容
1)イントロダクション:美術史と美術史学の基礎知識
2)中世美術の概要
3)ロマネスク美術の概要
4)《バイユーのタピスリ》
5)《サン=サヴァン聖堂天井画》
6)ゴシック美術の概要
7)《ベリー公のいとも豪華なる時祷書》
8)《聖母戴冠の祭壇画》
9)《アヴィニョンのピエタ》
10)《シャルル7世》
11)ルネサンス美術とマニエリスム美術
12)フォンテーヌブロー派
13)予備日
14)全体のまとめ
*受講生の理解度を重視して進めます。そのため、各回の内容や順序は変更することがあります。
★2024年度の授業は担当者が代わりますので、取り上げる作品を変更する可能性があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
美術館見学を課題として課す場合があります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 【注意】2024年度は担当者が代わるため、「期末試験」に変更します。例年は「レポート」です。 |
平常点 | 40 | 授業への積極的な参加姿勢をもとに判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
例年の評価は以下の通りです。(2024年度は適用されません。)
「レポート」60%
学期中3回に分けて実施する予定です。
授業内容の基本的な理解度を判定します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
2024年度は、授業時間内で講評・解説の時間を設ける、とします。
(例年は以下の通りです。)
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
2024年度はレスポンを利用して、学生のコメントを集めます。
フィールドワークとして、美術館見学を課すことがあります。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
2024年度はGoogleドライブを利用して資料共有を行います。
(例年は以下の通りです。)
manabaを通して双方向的な個人指導が可能な体制を作ります。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:高階秀爾ほか『西洋美術史ハンドブック』(新書館 本体¥1900)
2年次以降の美美コースの授業でも、教科書として使用します。
参考文献は、教室で随時紹介します。
また、参考資料を配付します。
その他特記事項
・芸術的センスや予備知識、鑑賞経験は必要ありません。テーマに多少でも関心があれば、十分理解できます。
・作品観察を促すため、受講生とのやりとりを行うことがあります。
・スライドの撮影は、固く禁じます。その他、受講のマナーについて成績評価に加味することがあります。
・中央大学文学部が加入している「国立美術館キャンパスメンバーズ」を利用することで、東京の3国立美術館に優待料金(学生料金よりも割安。常設展示は原則として無料)で入館することができます。積極的に利用しましょう。
参考URL
美術史美術館コース ウェブサイト
https://arthistory.r.chuo-u.ac.jp/
国立美術館キャンパスメンバーズ
https://www.campusmembers.jp/