シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国際取引法1(A) | 2025 | 前期 | 月2 | 法学研究科博士課程前期課程 | 金 彦叔 | キム オンスク | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-IR5-606L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、企業のグローバルなビジネス展開の法的リスクを理解し、国際的な商事紛争の解決メカニズムや課題について研究する。グルーバルなビジネス展開を、モノ、サービス、情報(知的財産)、資本の類型別に分析し、それぞれの取引形態の特徴や契約上の留意点について理解を深める。企業の海外事業展開の法的リストを理解した上で、実際にどのような紛争が生じ、どのような解決方法がとられているのかを考察する。紛争解決法については、国際裁判、国際調停、国際仲裁を中心に理論と実務を研究する。
科目目的
国際取引の類型、特徴、法的リスクを理解し、国際商事紛争解決に関する法的知識を取得することで、国際企業法務におけるリーガル・リスク・マネジメントを理解する。
到達目標
①国際取引の類型、特徴、契約上の留意点について理解できる。②国際取引に関係する法について理解を深める。③国際的な商事紛争解決の仕組みを理解し、適切な紛争解決手段について、リーガル・リスク・マネジメントの観点から考えることができる。
授業計画と内容
国際取引法1(A)は、国際売買取引と知的財産取引を中心に、以下のような内容で行う予定である。
1. イントロダクション、国際取引法の概観
2.グローバルなビジネス展開の3つの類型とリーガルリスク
3.国際売買取引①--契約交渉、ドラフティング
4.国際売買取引②-貿易条件
5.国際売買取引③-国際決済
6.国際売買取引④-運送、保険
7.国際売買取引⑤-CISG①概観
8.国際売買取引⑥-CISG②事例
9.国際売買取引⑦-販売店、代理店、フランチャイズ、OEM、e-コマース
10.知的財産の取引①-知的財産の基礎
11.知的財産の取引②-NDA、国際ライセンス契約
12.知的財産の取引③-国際ライセンス契約をめぐる問題
13.知的財産の取引④-知的財産権をめぐる国際紛争①特許・営業秘密
14.知的財産の取引⑤-知的財産権をめぐる国際紛争②商標・著作権、授業のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業スケージュルに沿って毎回予習・復習を行ってください。予習・復習の際には、授業で配布する資料をしっかり読むとともに、授業で紹介する資料や文献も自ら調べてまとめておく習慣を身につけてください。課題が出る場合があります。しっかり行ってください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | レポートの提出 |
平常点 | 40 | 授業への参加度、課題の提出 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用しません。参考書は,授業中に紹介します。