シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
政治学演習1(A) | 2025 | 前期 | 木2 | 法学研究科博士課程前期課程 | 中島 康予 | ナカジマ ヤスヨ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-PS5-703S
履修条件・関連科目等
履修条件は特に定めません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ライシテに関する基礎的知識を身につけた上で、論点・課題を整理・検討します。
科目目的
文献の講読・検討を通して、ライシテの歴史と現況を概観することを目的とします。
到達目標
受講生が、ライシテに関する基礎的な文献を講読することを通して、自身の研究課題を設定する力を身につけることをめざします。
授業計画と内容
以下のような計画に基づき演習を行います。
第1回 ガイダンス:課題の整理
伊達聖伸『ライシテから読む現代フランス : 政治と宗教のいま』
第2回 序 章 フランスのライシテ―記憶と歴史のあいだ
第1章 革命と帝政―脱宗教化の第一段階
第3回 第2章 二つのフランスの争い
第3章 公立校とライックな道徳
第4回 第4章 第一段階と第二段階のあいだの脱宗教化
第5章 ライシテ協約としての政教分離
第5回 第6章 ライシテの確立
第7章 ライシテの危機と復活
ジャン・ボベロ『フランスにおける脱宗教性(ライシテ)の歴史』
第6回 序 章 フランスのライシテ―記憶と歴史のあいだ
第1章 革命と帝政―脱宗教化の第一段階
第7回 第2章 二つのフランスの争い
第3章 公立校とライックな道徳
第8回 第4章 第一段階と第二段階のあいだの脱宗教化
第5章 ライシテ協約としての政教分離
第9回 第6章 ライシテの確立
第7章 ライシテの危機と復活
マルセル・ゴーシェ『民主主義と宗教』
第10回 序 ひとつの深い断絶
第1章 宗教的なるものの変遷
第11回 第2章 ライシテの歴史
第3章 ニュートラルな民主主義
第12回 第4章 戴冠せる市民社会
第13回 第5章 アイデンティティの時代
第14回 第6章 信じることの革命
第7章 現代民主主義の限界
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・毎回授業の前にテキストを予め講読し、その概要を理解した上で、授業中に議論すべき論題を必ず準備してください。
・授業時間外に指導を受けたり、質問をしたい場合は、授業時間中に申し出るか、その旨記したメールを、公開しているメールアドレス宛、送信してください。日程を調整した上で対応します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 40 | 書評 |
平常点 | 60 | 60パーセントの内訳は、演習への参加(30%)、演習の準備や演習中の議論への参与(30%) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
以下のテキストを講読します。
伊達聖伸『ライシテから読む現代フランス : 政治と宗教のいま』岩波書店,2018年.
ジャン・ボベロ(三浦信孝, 伊達聖伸訳)『フランスにおける脱宗教性(ライシテ)の歴史』白水社, 2009年.
マルセル・ゴーシェ(伊達聖伸, 藤田尚志訳)『民主主義と宗教』トランスビュー, 2010年.