シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中国文化講義(2)A | 2024 | 前期 | 金3 | 文学部 | 陸 偉栄 | リク イエイ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-CC3-E411
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
中国美術の歴史は長く、日本や韓国など周辺国の美術にも多大な影響を及ぼしました。特に南北朝時代以降の仏教美術や絵画、陶磁器、書などは日本の飛鳥時代から江戸時代までの美術の起源といえます。授業では作品をもとに各時代の歴史と作品を通してそれらの特徴を理解しながら、日本のそれと比較も行ない、その差異についても考えてみたいです。
科目目的
本講義は、前期では古典中国美術を、作品を中心に考え、近代までの中国美術の流れはどのように展開してきたかを理解するためのものです。本講義で学ぶのは、現代中国美術の基礎知識で、アプローチとしては具体的な美術作品を中心にできるだけ分かりやすく解説していきます。
到達目標
授業スライドを通して東洋・中国美術の古今の名作群を鑑賞し、その素晴らしさを理解するようになります。また、東洋・中国美術鑑賞のための基礎知識を習得し、さまざまな美術展・芸術展での鑑賞力・作品理解力アップを目指し、学習者なりの見識が説明できるようになります。
授業計画と内容
第1回 (導入・中国絵画の見方、兵馬俑、「洛神賦」)
第2回 書の流れ、唐代絵画、「唐宮仕女図」、「韓熙載夜宴図」
第3回 北宋の絵画「谿山行旅図」「早春図」「清明上河図」、
第4回 (彫刻)仏教美術、(工芸)宋の磁器
第5回 南宋時代の様式(馬遠と夏珪)、元代絵画、趙孟頫「鵲華秋色図」、
元末四大家、黄公望の「富春山居」
第6回 明代絵画、戴進、沈周、文徴明、董其昌と「南北絵画論」、清代絵画
第7回 郎世寧「百駿図」、洋風画
第8回 揚州八怪から清末へ、美術の商業化
第9回 海上派の絵画
第10回 五四運動と美術革命
第11回 近代の洋画運動
第12回 魯迅と版画、近代の漫画
第13回 日中戦争時の美術、延安の美術
第14回 まとめ、試験
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
時代背景を把握する必要があり、各自で中国歴史関係の本を読んでほしい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 期末試験。指定教科書のみ持ち込み可能です。 穴埋め50%、論述50% 病気や就職などの理由で欠席の場合、授業担当の先生にご相談のうえ、関係資料を提示してください。正当な理由がなく合計5回欠席の場合評価の対象外となります。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
科目性質上「講義」となっております。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト 東西美術研究会編『20世紀の中国美術』 東西美術研究会 2022年
(中央大学生協扱う)
その他、初回の授業中で指示します。
その他特記事項
中国文化講義(2)Bと連動している科目なので併せて履修することを勧めます。