シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本史概説B(他専攻) | 2024 | 後期 | 木5 | 文学部 | 大貫 茂紀 | オオヌキ シゲキ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JH1-F104
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日本の歴史を中近世移行期(安土・桃山時代~江戸時代初頭)から近現代まで概説します。その際、単に出来事を羅列して年表を追っかけていくような通史的概説ではなく、各時代のトピックを取り上げ、当時の政治・社会・文化の特質を考えていく講義を行います。
科目目的
当時の史料を読み込んで歴史事実を確定し、各時代の政治・社会・文化の特質を明らかにしていくのが「歴史学」という学問です。
高校までの「暗記する歴史」ではなく、歴史を学びながら現代社会の問題を考え、将来の方向性を見通せる感性を養ってもらいたいと思います。そのためには、多角的視点から歴史を眺めつつ、物事を相対的・批判的に捉えていくことが重要だと考えます。
以上の趣旨に沿って、本講義で取り上げるトピックの中には、世界・日本やもっと身近にある諸問題を「考える」上で(直接的または間接的に)参照できそうな歴史事象を散りばめています 。
到達目標
日本の歴史の大きな流れを理解するのはもちろんのこと、歴史(学)とはどのようなものなのかを具体的事象を通して学び、物事を多様な視点で捉え、考えることの必要性を認識し、それを実践できることを目標とします。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス 歴史とは何か
第2回 信長・秀吉の時代
第3回 幕藩制国家の成立
第4回 士農工商
第5回 鎖国の内実
第6回 近世日本の「首都」
第7回 近世の村
第8回 暴力化する社会
第9回 幕末の外交と近代国家の誕生
第10回 尊王攘夷と富国強兵
第11回 アジアのなかの日本
第12回 占領と改革
第13回 高度成長
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
配布した資料(レジュメ)をもとに講義内容を整理し、復習してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 100 | 論述式のテストをおこないます。講義内容について理解しているかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
・指定するテキストはありません。
・参考文献
須田努・清水克行『現代を生きる日本史』岩波書店、2014年
木村茂光・小山俊樹ほか編『大学でまなぶ日本の歴史』吉川弘文館、2016年
『大学の日本史』1古代・2中世・3近世・4近代 山川出版社、2016年
竹内誠ほか編『教養の日本史』第2版 東京大学出版会、1995年
そのほか講義中に適宜紹介します。
その他特記事項
・講義の前日、manaba「コースニュース」にレジュメをアップします。予習・復習の際や、プリントアウトして講義のメモをとるなど利用してください。講義の時、紙媒体資料は配布しません。
・レジュメは、あくまでも内容の要約です。期末試験に関わってくるため、講義中はノートをとることを強くお勧めします。