シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法思想史研究2(A) | 2025 | 後期 | 木5 | 法学研究科博士課程前期課程 | 西村 清貴 | ニシムラ キヨタカ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JG-BL5-208L
履修条件・関連科目等
特にないが、ドイツ語文献を読むため、授業開始前には、基本的な文法事項を身につけていてほしい(ドイツ語文献が難なく読めることまでは要求しない)。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業は、主としてドイツ語圏における法思想史、法史学、法哲学に関する(比較的近年の)文献を、報告者のあいだで担当箇所を分担しつつ講読していく(主としてドイツ語で書かれた文献を用いるが、英語、邦語で書かれた文献を取り扱うこともある)。
なお、授業開始時点では高度なドイツ語文献読解力は要求しない。各参加者のドイツ語読解力を考慮して授業を進めていく。授業の進展に応じて、能力を高めていただきたい。
本年度は、新カント主義法哲学に関する文献を読んでいく。
前期(春学期)において、新カント主義法哲学に関する近年の文献を取り扱った後、後期(秋学期)は、実際に新カント主義法哲学者の一次文献を読んでいく。
科目目的
(1)比較的近年の、ドイツ法思想史、法哲学、法制史上の議論に対する理解を深める。
(2)ドイツ語で書かれた文献を精確に(文法的に、内容的に)読む能力を身につける。
到達目標
(1)比較的近年の、ドイツ法思想史、法哲学、法制史学においてどのような議論が行われているかを理解すること
(2)ドイツ語で書かれた文献を精確に理解できるようになること
授業計画と内容
1 テキスト報告第1回:序言
2 テキスト報告第2回:第一章 法の哲学(a)方法(1):法実証主義について
3 テキスト報告第3回:第一章 法の哲学(a)方法(2):自然法論について
4 テキスト報告第4回:第一章 法の哲学(a)方法(3):新カント主義の法哲学について
5 テキスト報告第5回:第一章 法の哲学(b)個々の方向(1)::ヘーゲル主義法哲学について
6 テキスト報告第6回:第一章 法の哲学(b)個々の方向(2):ルドルフ・シュタムラーについて
7 テキスト報告第7回:第一章 法の哲学(b)個々の方向(3):ヘルマン・コーエンについて
8 テキスト報告第8回:第二章 法学の方法論(1):経験的文化科学としての法学について
9 テキスト報告第9回:第二章 法学の方法論(2):文化科学の分類について
10 テキスト報告第10回:第二章 法学の方法論(3):法学的二元論について
11 テキスト報告第11回:第二章 法学の方法論(4):社会科学的法理論について
12 テキスト報告第12回:第二章 法学の方法論(5):法学における目的論について
13 研究報告(1):修士論文執筆に向けて、参加者に研究報告をしてもらい、検討する(1人目)
14 研究報告(2):修士論文執筆に向けて、参加者に研究報告をしてもらい、検討する(2人目)
※受講者数等により、多少のスケジュールの変更があり得る。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 20 | ゼミにおける議論への主体的参加の態度 |
その他 | 80 | 課題への対応(担当部分に関する報告の完成度等) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
下記がテキストとなるが、これについては、教員が用意する。
Emil Lask, Rechtsphilosophie, in: ders., Gesammelte Schriften, Erster Band, (1923).