シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 言語と文化D | 2026 | 後期 | 月2 | 経済学部 | 前川 一貴 | マエカワ カズキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-IF1-79DX
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
この講義では、さまざまな背景知識を補いつつ、ニーチェの『悲劇の誕生』(1872)を講読します。同書は普仏戦争の勝利後、ドイツ帝国の成立時期に書かれたものであり、当時の愛国主義の高まりに応じたドイツ文化の再生が企図されています。とはいえ、この書物は非常に多面的でアクロバティックな構成をしており、ギリシア悲劇の成立について論じられていたかと思えば、そこにショーペンハウアーの哲学が援用されたり、さらにはヴァーグナーが賛辞がされたりします。そこで本授業では、ニーチェがこれらの点をどのように関連付けて、保守的な文化観を打ち出そうとしていたのかを(また現在の社会状況と照らし合わせ、その危険性についても)考察します。
科目目的
『悲劇の誕生』の講読を通じて現代の文化を相対化できるようになる。
到達目標
・ニーチェの文化批判を理解できる。
・時代や社会の変化と関係付けて、文化のあり方を考察できる。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション、序言:文化とは何か?
第2回 1~4章:ギリシア神話vsキリスト教
第3回 1~4章:アポロ的なものとディオニュソス的なもの
第4回 1~4章:ショーペンハウアーの意志形而上学
第5回 5~8章:ギリシア悲劇の成立史
第6回 9~12章:三大悲劇詩人①アイスキュロスとソフォクレス
第7回 9~12章:三大悲劇詩人②エウリピデス
第8回 13~16章:科学と芸術
第9回 13~16章:哲学の文体
第10回 17~20章:19世紀の文化状況への批判
第11回 17~20章:プッチーニ『トスカ』鑑賞
第12回 21~25章:ヴァーグナー『トリスタンとイゾルデ』鑑賞
第13回 21~25章:ヴァーグナーへの期待
第14回 総括
※内容は若干変更する可能性があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・『悲劇の誕生』の指定箇所を事前に読み、自分の考えをまとめる。
・授業の感想としてコメントシートを提出する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 70 | 授業の最終回に論述する。 |
| 平常点 | 30 | コメントシートの提出。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業内でコメントにフィードバックする予定です。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:ニーチェ著/秋山秀夫訳『悲劇の誕生』岩波書店(岩波文庫)。