シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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教育と社会・制度/教育学概論2(教育の社会的基礎)(教職) | 2024 | 前期 | 金4 | 教職 | 居郷 至伸 | イゴウ ヨシノブ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC1-C103
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
大学生になるまでみなさんは、さまざまな教育とりわけ学校教育から多大な影響を受けてきたことでしょう。これからは、いままでの教えられる立場ではなく、教える立場からも、教育を考える機会が増えていくと思います。教職に就きたい人の基礎的な教養や知識として、人間の発達の過程で出会うさまざまな学校・家庭・地域社会の教育を、学校の制度・経営(安心安全の対応を含む)・社会環境の変化などと関連付けつつ、教育社会学の視点から考えていきます。
科目目的
この科目は、教職課程において教育の基礎的理解に関する科目の一つとして位置づけられており、現代の学校教育に関する社会的、制度的、経営的な基礎知識を身に付け、地域との連携及び学校安全への対応に関する基礎的知識も身に付けることを目的とします。
到達目標
教育の制度・経営・社会の領域に関する教職科目です。教師になるための基礎的な概念や知識、また現場の実態について学習していきます。
授業計画と内容
第1回:教育問題の拡大とグローバル化:教育の病理から言説へ
第2回:教育にできること、できないこと:歴史的に見た社会における学校の機能と連携の時代
第3回:子どもを教育すること:社会生活と発達の変化から教育の役割を考える
第4回:家庭の「しつけ」に問われていること:家庭の教育力、学校との連携、再考
第5回:社会的に構成される学力:学力低下論争とグローバルスタンダードの意味
第6回:教えることのジレンマ:総合的学習の時間の活かし方をめぐる議論から
第7回:授業の効率化と生産性:「授業指導計画」からみえる教授学習の理論
第8回:授業の個性化と多様化:「個に応じた指導」の実際と習熟度別指導の事例
第9回:学級の経営と仲間関係:困難になる友達づくり、対人関係の能力
第10回:特別支援の教育観:グレーゾーンの発達障害に取り組む学校
第11回:問われるキャリア教育:学校から職場へのトランジションの今日的な困難
第12回:国際化の中の教育:ニューカマーと包摂的な教育の実際
第13回:困難になる教師の仕事:教育不確実性・リスクの時代と指導の実践、安心安全の保持
第14回:学校の制度設計と安全安心な学校づくり:世界の教育改革から学ぶ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間中に配布したプリントを基に、内容確認をあらためて行うこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 授業で学習した基礎概念の理解度、扱った内容を踏まえた論述 |
平常点 | 40 | 授業で扱った内容に関して作成したコメントの内容・提出状況 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
講義を中心とした授業になります。学生の理解を確認するために質問をすることがあります。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業内で適宜、紹介します。
その他特記事項
・学生の感想(リアクションペーパー)や意見は、教職を目指す学生がお互いの考えを知る機会となります。授業で提出された感想を紹介することがあります。