シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本宗教史A | 2024 | 前期 | 水3 | 文学部 | 石津 裕之 | イシヅ ヒロユキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JH3-F417
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
近世における仏教や神道などの宗教について講義を行う。授業形式は面接授業である。
宗教は多様な視点から考察することができるが、この授業では、僧侶や社家といった宗教者のあり様について解説を行う。具体的には、江戸幕府による宗教者に対する統制、宗教者の身分、宗教者と社会の関係などを取り上げる。また、門跡・修験・陰陽師といった、一般にはあまり馴染みのない宗教者についても紹介する。
科目目的
近世といえば、士・農・工・商のイメージが強いが、実は、僧侶や社家といった宗教者も社会の重要な構成員であり、他の身分の者には代替できない役割を国家・社会の中で果たしていた。その事実を踏まえるとき、宗教者のあり様を理解することは、近世の時代像を理解することに繋がるといえるだろう。この授業では、近年の研究成果にも目配りしながら、近世の宗教者がどのような制度の下で、いかなる願望・葛藤を抱えながら、民衆とともに生きていたかを紹介する。この授業での学びを通じて、近世の宗教者のあり様を理解するとともに、それを手がかりとして、近世の時代像についても理解を深めてもらいたい。
到達目標
・近世の宗教者のあり様について、基礎的な知識を習得し、自分の言葉で他者に説明できるようになる。
・近世の宗教者のあり様から見えてくる、江戸時代の国家・社会の姿について、自分の言葉で他者に説明できるようになる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 中世の宗教構造 -近世の前提として-
第3回 江戸幕府による寺院・僧侶統制
第4回 僧侶の身分
第5回 寺院・僧侶と社会
第6回 門跡のあり様① -幕府の前で-
第7回 門跡のあり様② -朝廷の中で-
第8回 江戸幕府による神社・社家統制
第9回 社家の身分
第10回 神社・社家と社会
第11回 多様な宗教者のあり様① -修験-
第12回 多様な宗教者のあり様② -陰陽師-
第13回 寺院と神社の関係 -近世の神仏習合-
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業中に紹介する参考文献を読んで関連事項について理解を深めるとともに、身近にある宗教に関する現象(寺社参詣や冠婚葬祭など)について、歴史的に考える習慣を身につけること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 指定したテーマについて、講義内容を踏まえる形で、正確かつ具体的に叙述できるかを評価する。 |
平常点 | 40 | 授業後にmanabaを通じて提出する感想で評価する。授業を受けて、どのようなことを考えたのかが明示できているかを重視する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業を受けて疑問に思ったことや質問がある場合は、授業後に毎回提出してもらう感想の中で言及してもらい、次回授業の冒頭で時間の許す限り、応答するようにする。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは無し。毎回の授業でレジュメを配布する。参考文献は授業の中で適宜紹介する。
その他特記事項
・第1回の授業では、授業の進め方や成績評価などについての詳細を説明するので、履修希望者は必ず出席すること。
・連絡事項が生じた場合、manabaのコースニュースに掲示するので、こまめにチェックすること。