シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本宗教史B | 2024 | 後期 | 水3 | 文学部 | 繁田 真爾 | シゲタ シンジ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JH3-F418
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「近現代日本宗教史」をテーマとする授業。講義形式とする。
本授業では、幕末維新期から20世紀までの日本宗教史を概観する。宗教と国家・社会の関係、そして時代ごとの人びとの信仰のあり方を検討することで、日本の「近代」の意味や歴史的位置づけについて考えてみたい。
科目目的
卒業論文の作成につながるように、広く深い視野で歴史に向き合う研究姿勢を身につける。政治史や経済史とは異なる思想・宗教史の視座から、日本近現代史を批判的に考察することができる問題意識の獲得をめざす。
到達目標
受講生が講義の内容を理解したうえで、それぞれの問題関心にもとづいて問いを立て、文献にあたり、史料を検討して考察することで、自身の見解を持つことができるようになる。
授業計画と内容
1. 近現代日本宗教史を学ぶ:視座と論点
2. 幕末・維新期の宗教:新政府の宗教政策
3. 維新期から明治中期の宗教(1)神道・仏教
4. 維新期から明治中期の宗教(2)キリスト教・民衆宗教
5. 明治後期の宗教(1)立憲体制の確立と宗教
6. 明治後期の宗教(2)戦争と社会問題
7. 大正期の宗教(1)「宗教的なもの」の広がり
8. 大正期の宗教(2)デモクラシー状況と宗教
9. 昭和前期の宗教(1)総力戦体制と宗教
10. 昭和前期の宗教(2)アジア太平洋戦争と宗教
11. 戦後の宗教(1)占領期
12. 戦後の宗教(2)戦後政治と宗教
13. 現代日本と宗教
14. 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義内容で疑問や関心を持った点について、参考文献を参照しながら本を読み、学びを深めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 50 | 授業内容をよく理解してそれを適切に論述・説明することができるか評価する。 |
平常点 | 50 | 授業の出席状況および提出されたレビューシートの内容により評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【参考文献】島薗進・末木文美士・大谷栄一・西村明編『近代日本宗教史』(全6巻、春秋社、2020~2021年)。
その他の参考文献は、授業中にその都度紹介する。