シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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財政学Ⅰ | 2025 | 前期 | 月4 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 古市 将人 | フルイチ マサト | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-EA5-101L
履修条件・関連科目等
財政問題、社会問題、税制などについて興味を持っている受講生を歓迎します。本講義とあわせて財政学Ⅱも履修することが望ましいです。租税の理論の学修については、租税論ⅠⅡの履修を推奨します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
財政学や関連領域の文献を読み解くのに必要な財政学の基本的な内容を講義で扱います。特に、本講義では、制度・歴史の視点から、現実の財政制度や政策を理解するために必要な知識に焦点を当てます。現在、制度や歴史の視点から財政を研究する分野では様々な手法が用いられています。その点も講義内で解説します。
科目目的
科目目的は、以下の通りです。
(1)公的部門の活動の意義を適切に理解し、現実の財政制度や政策の実態や機能を説明できる。
(2)財政学の知識を用いて、財政問題や関連する課題について議論できる。
(3)(1)(2)を達成するのに必要な文献を読解し、その内容について議論できる。
到達目標
本講義の到達目標は以下の2点です。
(1)財政学と関連領域の文献を読むのに必要な財政学の基本的知識を理解できる。
(2)財政学の基本的な論点を理解したうえで、財政関係の課題について議論をすることができる。
授業計画と内容
基本的には、テキストに即して、財政学の基本的知識を解説します。適宜、講義と関係する論文や論点を取り上げて、履修者と検討する予定です。
第1回 財政学が扱う問いと手法について:財政と財政学の歴史
第2回 財政の役割と公共部門の定義について
第3回 予算論
第4回 財政の意思決定機構
第5回 経費論
第6回 租税論の基礎
第7回 租税論からみた日本の税制
第8回 公債論の基本
第9回 財政収支に関する基本的論点
第10回 社会保険論
第11回 失業保険の理論と制度
第12回 公的年金の理論と制度
第13回 医療保険の理論と制度
第14回 最低生活保障の理論と制度
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 以下の2点に基づいて評価をします。 (1)授業で扱った財政学の基本的知識を理解しているか。 (2)(1)を前提に、基本的な財政問題を適切に分析しているか。 |
平常点 | 50 | 授業への出席、議論・討論への貢献度。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
以下のテキストを基礎にした講義を行います。ただし、適宜、財政学に関係する文献を講義内で取り上げます。テキスト購入については第1回目の講義で解説をします。テキスト購入は第1回の講義での解説を聞いてからにしてください。
テキスト
佐々木伯朗編著『財政学 制度と組織を学ぶ』有斐閣、2019年。ISBN 978-4-641-16554-0
参考文献
参考文献や論文は適宜講義で紹介します。
・石田和之・野村容康『財政学』成文堂、2025年。ISBN 978-4-7923-4270-8
・井手英策・倉地真太郎・佐藤滋・古市将人・村松怜・茂住政一郎『財政社会学とは何か 危機の学から分析の学へ』有斐閣、2022年。ISBN 978-4-641-16612-7
・ヒルマン, アリエ・L(井堀利宏監訳)『入門財政・公共政策』勁草書房、2006年。ISBN 978-4-326-50279-0
・宮本憲一・鶴田廣巳・諸富徹編『現代租税の理論と思想』有斐閣、2014年。ISBN 978-4-641-16424-6