シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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史料講読A | 2024 | 前期 | 月3 | 文学部 | 清水 由里子 | シミズ ユリコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-OH2-G105
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業では、史料を正確に読みこなすと同時に、その正当性・妥当性を考察する力を養うことを目標とします。具体的には、近現代の中央アジアに関する英語の文献を取りあげ、その講読をおこないます。その際、現地の社会や文化の特質や、国際関係における当地域のあり方についての理解も深めていきます。
初回の授業ではガイダンスをおこない、授業の進め方について説明します。2回目の授業では、中央アジア地域について概説し、あわせて本授業でとりあげる史料について解説します。3回目以降は史料の講読をおこないます。講読は毎回担当者を決めて読み進めます。その際担当者には、内容に関わる様々なことを調べ、レジュメとして準備することが求められます。講読の内容は以下の授業計画を参照してください。ただし、参加者の人数や進度によって内容が変更される場合もあります。学期末にはレポートを課す予定です。
科目目的
東洋史学の基礎となる史料読解の力を養い、本格的な歴史研究への足がかりとすることを目指します。
到達目標
本授業では、史料を正確に読みこなすと同時に、その正当性・妥当性を考察する力を養うことを目標とします。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:講義のねらい、テキスト解説、注意事項
第2回 解説:中央アジア概説
第3回 講読:中央アジアのテュルク系民族の特徴
第4回 講読:中央アジアの少数民族
第5回 講読:草原地帯と遊牧民
第6回 講読:遊牧民の歴史
第7回 解説:中央アジアと清朝
第8回 講読:遊牧民の風俗習慣
第9回 講読:遊牧民の宗教
第10回 講読:農耕地帯と定住民
第11回 講読:定住民の歴史
第12回 講読:定住民の社会
第13回 解説:中央アジアとグレートゲーム
第14回 総括・総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回授業前にテキストに目を通した上で出席してください。とくに担当者は、授業時までにレジュメを準備しておくことが必須となります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | レポート(含リアクションペーパー)の内容および、提出状況を基準とします。 |
平常点 | 70 | 授業への参加・貢献度、受講態度、課題の事前準備の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点(出席・担当箇所の講読)、およびレポート(含小テスト)によって評価をおこないます。評価の割合は平常点70%、レポート30%とします。ただし、理由なく5回以上欠席した者、課題を発表・提出しない者は評価の対象としません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
基本的には授業時間内にフィードバックをおこないますが、必要に応じて、manabaを利用した対応もおこないます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:(コピーで配布)
・Eugene Schuyler. Turkistan: Notes of a Journey in Russian Turkistan, Khokand, Bukhara, and Kuldja, Munshiram Manoharlal Publishers Pvt. Ltd., 2004 (First published in 1876).
・James A. Millward. Eurasian Crossroads: A History of Xinjiang, Columbia University Press, New York, 2007.