シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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東アジア近現代史 | 2024 | 前期 | 月1 | 文学部 | 藤谷 浩悦 | フジヤ コウエツ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-OH2-G204
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、東アジア近代の歴史的事象について、中国と日本の文化の交流と摩擦というテーマに即しながら、髪型や衣装、身体観、病気、都市、宗教などを中心に、多角的な観点から取り上げます。
科目目的
現在、大学生にはグローバル化の時代にあって、多角的な観点、幅広い教養、柔軟な思考が求められています。
本講義では、学生が歴史を考える上で必要となる、基本的な考え方、知識の習得を目指します。
この科目は教養科目になります。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・東アジアの近代に現れた、政治、社会、文化の諸現象について、この背景や原因、意義を含めて、他者に説明できるようになること。
・これらの諸現象に関する課題を、多角的な視点から考察できるにようなること。
・レポートの作成を通じて、自分の意見をまとめ、表現できるようになること。
授業計画と内容
1.授業の目的
2.髪型の意味(辮髪、丁髷など)
3.「身体の加工」の歴史(コルセット、纏足、お歯黒、眉剃り)
4.身体観の推移(風姿、体型)
5.東アジアの衣装と身体(旗袍、着物、チマ・チョゴリ)
6.しぐさと言葉、身分
7.身体観の推移(シャネルの意義、シンプルとは何か)
8.中間総括
9.香りの文化
10.資生堂の戦略(憧れと広告)
11.近代の香水の展開
12.チャイナ・ドレスの多様性(旗袍と唐服、漢服
13.20世紀の意識革命(モダン、シック、エレガンス、崩し、反抗)
14.新たな価値の方向性(多様性とジェンダー)
15.最終総括
manabaを用いて、毎回講義の内容のまとめを行っています。このまとめによって、次回の講義とのつながりが確認できるようになっています。また、講義内容の不明点についても、解説をしています。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の授業で、資料と共に課題を提示します。
この資料を読み込み、教員の指示した内容に沿って、レポートを書いていただきます。
教員はこのレポートを読み、個々の学生に対して、コメントと共に今後の学習の方向性を示します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | レポートを読み、課題への取り組み方、達成度を評価します。 |
平常点 | 50 | レポートの提出状況を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
フィードバックは、manabaを用いて、各レポートに対する教員の感想、意見と共に、今後の学習の方向性、参考図書などを提示する形で行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〈テキスト〉テキストは特にない。
〈参考文献〉藤谷浩悦『井上雅二と秀の青春(一八九四ー一九〇三)—―明治時代のアジア主義と女子教育—―』(集広舎、2019年)
その他特記事項
歴史だけでなく、文学、哲学など、人文系の学問を幅広く履修してください。