シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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イスラーム近現代史 | 2024 | 後期 | 火3 | 文学部 | 鈴木 恵美 | スズキ エミ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-OH2-G208
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
中東地域における近代国家の建設とイスラームをテーマに、同地域が直面している諸問題の背景を探る。具体的に取り上げるテーマは、パレスチナ問題、アラブ共和主義革命、イスラーム主義の台頭、アラブ動乱(「アラブの春」)などである。最終的にはこれらの問題について、個別の問題としてではなく、一つの大きな流れのなかで理解できるようになることを目指す。
科目目的
中東地域を特殊な地域とせず、国際社会全体のなかでとらえること。
地域の問題について、自身の意見を述べることができるようになること。
到達目標
現在、中東地域で起きている問題について、歴史的な経緯を踏まえて体系的に理解すること。また、問題に対して、一方的な視点からではなく、多角的な視点から考察する能力を養うこと。授業で学ぶ知識と現代の問題を一つの流れの中でとらえること。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス、中東地域の特徴
第2回 中東地域の問題の見方
第3回 オスマン帝国の解体とアラブ地域
第4回 イスラエル建国
第5回 アラブ共和主義革命
第6回 第三次中東戦争と民族解放運動
第7回 レバノン:多極共存型国家の理想と現実
第8回 イラン・イスラーム革命、ソ連のアフガニスタン侵攻
第9回 イスラーム主義の系譜とグロバール・ジハードの拡大
第10回 アラブ動乱(「アラブの春」)の背景
第11回 軍と政治
第12回 イスラーム主義政党の台頭
第13回 イスラーム主義か民主主義か
第14回 イスラーム近現代史の総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・授業の前に高等学校世界史教科書(とくに近現代の部分および西アジア地域に関する部分)を読み直して予習しておくことが望ましい。
・現在の西アジア(中東)で起きる事件や報道について、新聞・テレビ・ネットニュースなどに注意し、同地域が抱える問題に関する知識を深め、授業に参加する。そこで疑問に感じた事項などを整理して、授業中あるいはコメントペーパーで質問をするなど積極的に参加する態度を取る。
・授業の後、その内容を復習し、次回の授業に備える。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 学習した内容の理解度 |
平常点 | 30 | 授業に対する積極性 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
コメントペーパーなどで授業内容についての質問を受け、次回授業で解説・補足説明を行なう。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは特に設けない。参考文献は授業中に適宜指示する。