シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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西洋史学特別演習B/西洋史学特別演習(後期) | 2024 | 後期 | 水5 | 文学部 | 唐橋 文 | カラハシ フミ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-WH3-H105
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
卒論につながるゼミ論を作成することによって、卒業論文作成の各過程を体験する。本演習は、古代オリエント・エジプトからギリシア・ローマ時代までを射程に入れ、受講生各自の関心を可能な限り反映する形で進める。
科目目的
卒業論文作成に向けて、論文の読み方と書き方を学習し、卒論の下敷きとなるゼミ論を各自完成させることを目標とする。
到達目標
前期に引き続き、一次史料及び研究論文を読んで専門的学識を更に深め、それについての報告を行う。さらに、研究のまとめとして、ゼミ論(10000〜14000字)を作成し12月に提出する。冬休み中に、他の受講生が書いたゼミ論を読み、1月の授業で批評を出し合い、より良いものに仕上げる。
授業計画と内容
第1回 後期ガイダンス
第2回 研究成果の報告(1):古代メソポタミア
第3回 研究成果の報告(2):古代エジプト
第4回 研究成果の報告(3):古代ギリシア
第5回 研究成果の報告(4):古代ローマ
第6回 研究成果の報告(5):その他
第7回 論文の組み立て方
第8回 ゼミ論の途中経過報告(1):古代メソポタミア・エジプト
第9回 ゼミ論の途中経過報告(2):古代ギリシア・ローマ
第10回 ゼミ論の途中経過報告(3):その他
第11回 論点をより明確にする
第12回 ゼミ論提出に向けて
第13回 ゼミ論をより良くするための工夫
第14回 総括・まとめ:卒論に向けて
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | ゼミ論文で評価する。 |
平常点 | 50 | 文献講読と研究報告の準備の程度、および授業への参加度で評価する(特に、自分の報告担当の授業日に無断欠席することのないよう注意を促す)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
manabaの掲示板で質問や提言等があった場合は、個別にフィードバックを行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
必要に応じて教材用のテキストおよび関連資料を配布/配信する。
その他の参考文献は随時紹介する。西洋史・西洋古代史に関する一般的なものとして:
・ 『岩波講座 世界歴史』第2期(1998-2000年)、第3期(2021年-)
・ 日本オリエント学会編『古代オリエント事典』岩波書店、2004年
・ 伊藤貞夫・本村凌二編『西洋古代史研究入門』東京大学出版会、1997年
・ 松本宣郎・前沢伸行・河原温編『文献解説 ヨーロッパの成立と発展』南窓社、2007年
・ 金澤周作監修『論点・西洋史学』ミネルヴァ書房、2020年
・ Bagnall, R. S., et al. (eds.), The Encyclopedia of Ancient History, Malden, MA, 2012.
・ Freedman, D. N., et al. (eds.), The Anchor Bible Dictionary, New York, 1992.
・ Meyers, E. M. (ed.), The Oxford Encyclopedia of Archaeology in the Near East, Oxford, 1997.
・ Hornblower, S., Spawforth, A. (eds.), Oxford Classical Dictionary (4th ed.), Oxford, 2012.
・ Cancik, H., Schneider, H. (eds.), Salazar, C. F. (Eng. ed.), Brill’s New Pauly, Leiden, 2002-2010.
その他特記事項
・ 史料を読むために必要な原語の知識は必須ではないが、英語以外の欧語(ドイツ語・フランス語・イタリア語等)の読解力は多少ある方が望ましい。
・ manabaからのメールの受信設定をして、コースニュースや個別指導(コレクション)による教員からの連絡をすぐに確認できるようにすること。
参考URL
・ 国内の大学図書館の総合検索:
https://ci.nii.ac.jp/
・ Bryn Mawr Classical Review (BMCR) (欧文文献の書評サイト):
https://bmcr.brynmawr.edu/
・ The Electronic Text Corpus of Sumerian Literature(シュメール文学選集)
https://etcsl.orinst.ox.ac.uk/
・ Oracc: The Open Richly Annotated Cuneiform Corpus(オリエント史関連の史料集)
http://oracc.museum.upenn.edu/projectlist.html
・ Attalus : sources for Greek & Roman history(ギリシア・ローマ史関連の史料集)
http://www.attalus.org/index.html
・ 早稲田大学地中海研究所リンク集(ギリシア・ローマ史関連サイト・データベース・検索エンジン):
http://www.waseda.jp/prj-med_inst/links.html