シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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西洋近代史/西洋各国史(4)A | 2024 | 前期 | 火2 | 文学部 | 石橋 悠人 | イシバシ ユウト | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-WH1-H304
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、近世・近代のイギリス史を「時間」という観点から多角的に捉え直すことにしたい。時間の観念とそれに関わる制度・慣習は、商取引、航海術、鉄道運行、労働など、社会経済の多様な側面を規定する根本的な要素であり、その歴史的な変遷を考える意義は大きい。この授業では、近代イギリスを具体的な対象としながら、時間意識の変化、労働や移動と時間との関係、時計技術の発達と正確化、時計と消費文化、時間の表象、帝国主義と時間規律、ヴィクトリア朝的価値観と時間認識、グリニッジ世界標準時の成立などの主題について論じる。
科目目的
近世・近代イギリスの政治・経済・社会・文化・国際関係と時間概念の関係について、基礎的な論点を理解することが目的である。
到達目標
時間概念の変化という観点から、近代イギリス史の流れを説明することができる。
産業革命や帝国主義などの世界史的に重要な出来事と時間意識の関係を説明することができる。
授業計画と内容
〇授業の予定
1. ガイダンス
2. 機械時計の誕生と時間秩序
3. 近世の時間秩序 時計産業
4. 近世の時間秩序 人々の時間の使い方
5. 経度計測と時間
6. 産業革命の始動
7. 産業革命と時間意識
8. 時間と帝国主義
9. 時間・宣教・帝国の文化
10. 標準時の誕生
11. 世界標準時の形成
12. グローバルな時間の変化
13. 交通・通信革命と時間
14. まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 授業内容に関する論述問題への回答の水準により評価する。(参照物の持ち込みは一切不可) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業の最後に受講生からの質問やコメントの時間をとる。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
配布資料を中心に講義を進める。
講義に関わる参考文献等は、毎回の授業内、または、manabaで紹介する。