シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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西洋テーマ史(5)/西洋各国史(1)B | 2024 | 後期 | 火4 | 文学部 | 杉崎 泰一郎 | スギザキ タイイチロウ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-WH1-H315
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
西洋中世の王権と教会
王権と教会の関係と変化について、フランスのカペー王権と教会の関係(10世紀から14世紀)を中心に考察する
科目目的
王権が弱体なカペー朝のフランスでは、王は教会と協力して力を伸ばして権力集中に向かった。
カペー家の奇蹟とよばれるカペー王権の強化について、教会との関わりからアプローチし、事件や制度だけでなく、王の聖性と儀礼(聖別、行列、埋葬)、慣習などから理解する
到達目標
王権と教会についての史料(日本語訳)を読みながら考察し、中世社会の特質と変化を理解する。史料としては、文献の他、ロマネスク、ゴシックと呼ばれる時代に制作された図像資料(建築、絵画、彫刻、工芸品)なども用いる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 ユーグ・カペーの即位と教会権威
第3回 敬虔王ロベール2世 など初期カペー朝の王
第4回 中世の「三身分」と王 祈る人、戦う人、働く人
第5回 バイユーのつづれ織り にみるイングランド侵攻(ノルマンコンクエスト)
第6回 ルイ6世とサン・ドニ修道院長シュジェ
第7回 サン・ドニ修道院~歴代フランス王の墓所、ゴシック建築
第8回 ルイ7世と第二回十字軍
第9回 海峡をまたいだ王妃アリエノール・ダキテーヌ
第10回 フィリップ2世~王権の拡大と教会
第11回 聖王ルイ9世の聖遺物収集とサント・シャペル礼拝堂
第12回 フィリップ4世~テンプル騎士団解散
第13回 アヴィニョン教皇庁
第14回 総括・まとめ
※なお、授業の進捗状況や大学の方針変更などに伴い、内容を変更する場合があります。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業後は、プリントや授業の内容を記したノートなどをよく読み返しておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 授業内容を十分に理解していること |
平常点 | 30 | 出席とリアクションペーパーの提出 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回講義後に提出するコメントを出席とし、平常点とする。出席が3分の2に満たない場合はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
特定のフィードバックを行う予定はないが、授業時間内に理解が進むよう努める
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
受講者に随時質疑応答を行う
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
資料などを毎回配布します。