シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
哲学基礎演習(1) | 2024 | 通年 | 金4 | 文学部 | 中村 昇 | ナカムラ ノボル | 1年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-PE1-J010
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
20世紀最大の哲学者の一人であるウィトゲンシュタインの著書を読みます。『哲学探究』という後期ウィトゲンシュタインの主著です。原文はドイツ語ですが、その英訳を読みます。ウィトゲンシュタインの哲学的思考にじっくりつきあいたいと思います。
科目目的
哲学とは何か。ということを、ウィトゲンシュタインの『哲学探究』という20世紀を代表する哲学の古典を読みながら、体得していく。一節一節、じっくり読みながら、ウィトゲンシュタインの「哲学」を経験し、検討していく。
到達目標
学生が、哲学書を読むということの基礎を習得すること。学生が、ウィトゲンシュタインの「哲学」がどのようなものかを、理解することを目指す。
「哲学とは何か」ということを、しっかりに身につけてもらうこと。
授業計画と内容
以下のような順番で、『哲学探究』を読んでいきます。
前期
第1回 ウィトゲンシュタインとは、どのような哲学者か?
第2回 ウィトゲンシュタインが活躍した時代
第3回 pp.1-2
第4回 pp.3-8
第5回 pp.9-10
第6回 pp.11-15
第7回 pp.15-17
第8回 pp.18-24
第9回 pp.30-35
第10回 pp.37-38
第11回 pp.39-40
第12回 pp.41-42
第13回 pp.42-49
第14回 総括・まとめ
後期
第1回 前期の回顧
第2回 ウィトゲンシュタイン前期思想
第3回 ウィトゲンシュタイン中期哲学
第4回 ウィトゲンシュタイン後期哲学
第5回 『哲学探究』の哲学
第6回 pp.50-55
第7回 pp.56-60
第8回 pp.61-65
第9回 pp。66-69
第10回 pp.70-75
第11回 pp.76-80
第12回 pp.81-84
第13回 pp.85-86
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 30 | 年度末にテストあり。 |
レポート | 20 | 前期末、後期末にレポート提出あり。 |
平常点 | 50 | 出席、積極的に議論に参加するかどうか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:Ludwig Wittgenstein:Philosophical Investigations(開講時にプリントで配付)
中村昇『ウィトゲンシュタイン『哲学探究』入門』(教育評論社)
中村昇『続・ウィトゲンシュタイン『哲学探究』入門』(教育評論社)
その他特記事項
欠席すると、議論の流れが理解できなくなる。遅刻は授業時の緊張を阻害するので、厳禁である。文法に忠実に読まなければ、正確な読解は不可能であるから、高校までの英文法を徹底的に復習しておくこと。