シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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東洋哲学史(1)/中国哲学史(1) | 2024 | 前期 | 月5 | 文学部 | 井ノ口 哲也 | イノクチ テツヤ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EP2-J107
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
私たちが生活している日本で古代から今日まで展開してきた思想や文化を理解するためには、歴史的に長い付き合いのある隣国である中国の思想と文化について知っておく必要がある。この講義では、通史的に中国の思想と文化について概説し、中国(人)の「ものの考え方」を理解することに努める。
科目目的
中国思想の通史を学ぶことを通じて、受講生が中国(人)の様々な「ものの考え方」を理解し、将来取り組んでみたいテーマを見つけることにつながることを期待する。さらに、日本(で生活する者)にとって、中国とはどういう隣国なのか、中国人はどういう思考をするのか、ということについて、考える機会としたい。
到達目標
・各時代を通じて共通する中国(人)の思考様式について理解し、説明するすることができる。
・華夷観念、儒家思想、道家思想、道教・仏教など、中国思想史に頻出する「ものの考え方」について理解し、説明することができる。
授業計画と内容
第1回 中国思想史の時代区分-「古典」とは何か-
第2回 伝説から思想史へー夏・殷・西周
第3回 掲げる理想、とびかう言説ー春秋・戦国
第4回 国家統一ための政治思想ー秦・前漢
第5回 出土資料研究の影響
第6回 経学の隆盛と正しさの希求ー新・後漢
第7回 新しい人間観と世界観ー魏・晋・南北朝
第8回 三教の交渉ー隋・唐
第9回 印刷技術と水路交通網の恩恵ー北宋・南宋
第10回 朱子学の伝播と変容ー元・明
第11回 思想上の鎖国と開国ー清
第12回 学術の分類と目録学
第13回 儒教のない世界をもとめてー中華民国
第14回 失脚と復活ー中華人民共和国
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 講義の内容を理解できているか、その到達度を確認するべく、学期末に期末試験を実施する。成績評価全体の70点分にあてる。 |
レポート | 30 | 講義期間中、予告なく3回、学習内容に関連したミニ課題に取り組んでもらう。具体的な指示は講義中に行うが、1回のミニ課題の答案を10点満点で採点し、ミニ課題を成績評価全体の30点分にあてる。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
井ノ口哲也『入門 中国思想史』(勁草書房、2012年4月、2,800円+税)。