シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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歴史社会学/社会政策/現代社会研究(7) | 2024 | 前期 | 火4 | 文学部 | 天田 城介 | アマダ ジョウスケ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-SC2-K315
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
超高齢社会/人口減少社会/ポスト経済成長時代において立ち現れている諸問題について経験的データをもとに的確に理解すると同時に、老いや高齢化をめぐる社会の変化の歴史的ダイナミズムを析出したうえで、未曾有の超高齢社会のもとでの新たな生存保障システムを設計し、それを実現可能とする社会を歴史社会学的に構想するものとする。
科目目的
超高齢社会において立ち現れている諸問題――少子高齢化、人口減少、労働者人口の減少/年金生活者の増大、世代間関係の変容、貧困の変容(女性や子どもの貧困)、生活困窮層の増大、生存保障システムの変容、戦後日本型分配システムの機能不全など――について経験的データをもとに的確に理解すると同時に、老いや高齢化をめぐる社会の変化の歴史的ダイナミズムを析出したうえで、未曾有の超高齢社会のもとでの生存保障システムを設計し、それを実現可能とする社会を社会学的に構想するものとする。
戦前から戦後、そして現在にいたるまでの歴史的変容をダイナミックに捉えたうえで、「超高齢社会/人口減少社会/ポスト経済成長時代」と呼ばれる今日の社会において立ち現れている諸問題がいかに形作られてきたのかを分析する。
到達目標
①ポスト経済成長時代における超高齢社会/人口減少社会において立ち現れている諸問題について経験的データをもとに的確に理解することができる。
②ポスト経済成長時代における超高齢社会/人口減少社会がいかなる歴史的・時代的文脈のもとで変容しているのかについて歴史社会学の視点から科学的に分析することができる。
③老いや高齢化をめぐる社会の変化の歴史的ダイナミズムを析出したうえで、ポスト経済成長時代における超高齢社会/人口減少社会のもとでの新たな社会を構想することができる。
授業計画と内容
第01回 超高齢社会/人口減少社会の社会学・1
第02回 超高齢社会/人口減少社会の社会学・2
第03回 ポスト経済成長時代の超高齢社会/人口減少社会の社会学・1
第04回 ポスト経済成長時代の超高齢社会/人口減少社会の社会学・2
第05回 生存の歴史社会学・1――老いの現代史 明治~現在
第06回 生存の歴史社会学・2――戦後日本型生存保障システム
第07回 地域間再配分の現在・1――戦後日本型生存保障システムからの脱却
第08回 地域間再配分の現在・2――戦後日本型生存保障システムからの脱却
第09回 世代間関係をめぐる現在――団塊世代の世代間関係を中心に
第10回 「女性の貧困」の歴史社会学
第11回 少子化/人口減少のもとでの社会構想
第12回 ポスト経済成長時代の超高齢社会/人口減少社会における社会構想・1
第13回 ポスト経済成長時代の超高齢社会/人口減少社会における社会構想・2
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回授業前にその前の回に配布した資料やレジュメに必ず目を通した上で出席すること。また、授業の最後に提示する課題に必ず取り組むこと。加えて、授業で紹介した参考文献等も積極的に読み込むようにしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 85 | 小レポート(45%)、学期末レポート(40%)。授業終了後の指定日時までに提出する小レポートを期間中3回実施します。学期末レポートは4,000字以上のものになります。 |
平常点 | 15 | コメント・ペーパーなどを平常点(15%)とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
小レポート(45%)、学期末レポート(40%)、平常点(15%)をスコア化して、厳正に評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manaba掲示板、C-plusのメール等で情報共有・補助的な議論を行います。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業内容については資料やレジュメを毎回配布しますので、テキストは使用しません。参考文献は毎回レジュメ等で示します。
その他特記事項
なし