シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ジャーナリズム論 | 2024 | 後期 | 月2 | 文学部 | 深澤 弘樹 | フカサワ ヒロキ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-ME2-L409
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、民主主義社会の成立に欠かせないジャーナリズムの意義を学ぶ。講義では、ジャーナリズムの定義を理解するとともに、ジャーナリズムが果たしてきた役割を概観する。そのうえで日本のジャーナリズムの特徴、抱えている課題を考えていく。また、メディア別に新聞、放送ジャーナリズムの特性を把握するとともに、インターネット時代を迎えての新たなジャーナリズムの形や市民を巻き込んだジャーナリズムのあり方についても理解を深める。
なお、授業は講義形式を採用するが、オンデマンド形式でパワーポイントのプレゼンテーションを配信する(パワーポイント、mp4ファイル)。なお、第1回の講義はWebexによるリアルタイム配信を行う予定だが、その場合は録画しておき、授業後にアップする。
科目目的
本科目は、文学部の学位授与の方針で示された「卒業するにあたって備えるべき知識・能力・態度」のうち、「専門的学識」を高めることを狙いとしている。本科目での学習を通して、民主主義の実現や世論形成に重要な役割を担うジャーナリズムの意義を踏まえて、ジャーナリズムの理論や実態を理解することを目的とする。以上により、社会情報学専攻が重視する「高度情報社会で活躍する人材の育成」に寄与したい。
到達目標
本講義では、以下を目標とする。
①ジャーナリズムの意義を理解して、現在の社会でジャーナリズムが果たしている役割を説明できる。
②日々のジャーナリズム活動を客観的に観察し、ジャーナリズムの基本に照らし合わせたうえで何が問題かを指摘できる。
③一市民としてメディアを通して発信することの意義を理解し、よりよいメディアの使い手となれる。
以上により、情報化社会に対応できる能力を身につける。
授業計画と内容
第1回 授業概要・スケジュール説明
第2回 ジャーナリズムとは何か(1):歴史的経緯
第3回 ジャーナリズムとは何か(2):働きと定義
第4回 日本型ジャーナリズムの特質
第5回 新聞の現在
第6回 構築されるニュース
第7回 テレビニュースの系譜
第8回 娯楽化するテレビニュース
第9回 ニュースキャスターの役割
第10回 スポーツジャーナリズムを考える
第11回 デジタル時代のジャーナリズム
第12回 オンラインジャーナリズムの可能性
第13回 ネット時代の世論・言論空間
第14回 まとめ・総括:ジャーナリズムの現在・今後
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | レポートでは、指定された書式を守っているか、ジャーナリズムの基礎知識を適切に理解しているか、必要十分な資料を適切に用いているか、提示したテーマについて自身の意見を論理的に説明していて、結論に説得力があるか等を評価する。レポートでは字数や必要な文献数など細かな条件を示すつもりである。 |
平常点 | 30 | 授業への参加度合いや授業ごとの課題の内容によって評価する。その場合は授業の理解度・着眼点を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:授業参加率が70%に満たない者(オンライン上で指定された課題を出さないものは欠席とみなす)、レポートを出さないものは評価の対象としない。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当教員は1991年4月から1年間は山梨日日新聞記者、1992年4月から2010年3月まで18年間、山梨放送アナウンサーとしてメディア業界に携わってきた。このうち、2004年4月から5年間は夕方のニュース番組のキャスターを務めた。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
授業では、新聞記者、キャスターとしてニュースの現場での経験を踏まえて講義を行う。新聞社、放送局時代の経験を話すことにより、講義を分かりやすく報道の現場に即した内容にするよう努めるほか、理論と実践の架橋を試みる。
テキスト・参考文献等
特定のテキストは使用せず、パワーポイントの資料を配布して授業を進める。参考書は授業のなかで随時紹介する。