シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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卒業研究Ⅱ | 2024 | 後期 | 他 | 理工学部 | 脇田 順一 | ワキタ ジュンイチ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-MP4-2A92
履修条件・関連科目等
卒研履修要件のとおりです。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
比較的単純で身近な過程-凝集や蒸発、増殖など…によって生じるパターンは、しばしば多様で興味深い性質を示します。そのような性質がどのようなプロセスによってもたらされるのか、結晶成長やヴィスカス・フィンガー、電析、パーコレーション、クラスター凝集、地形、生物集団など、様々な系で実験と理論の両面から研究が行われています。その結果、ある条件下では、系の詳細によらない共通のプロセスの存在が認識されるようになりました。複雑に枝分かれした自己相似な構造をもつDLAパターンはその一例です。本研究室では、バクテリア・コロニー、塩化ナトリウムの結晶成長、ガラス棒の破壊など、実験的研究を行っています。系が示す振る舞いが多様で複雑そうに見えても、その背後にシンプルなプロセスが潜んでいることを期待して、実験と観察、場合によっては簡単なモデルを考えて数値シミュレーションを行うことにより、現象の本質を捉えることを目指しています。
科目目的
研究室に所属して、先端の物理を学び、研究を行います。
到達目標
研究室に所属して、先端の物理を理解します。研究においては、自分自身で課題をみつけ、検証できるようになることを目標とします。
授業計画と内容
テーマを決めて研究を行います(課題探求型の学習)。
各自の研究テーマについて、実験と解析、実験結果の報告と討議を重ねる(ディスカッション)。
3月上旬に卒業研究発表を開催します(プレゼンテーション、ディスカッション)。
第1回 導入ー研究の進め方について
第2回 研究計画
第3回 実験機材の準備(1)ー必要な機材の確認
第4回 実験機材の準備(2)ー実験装置の作製
第5回 予備実験(1)ー実験条件の探索
第6回 予備実験(2)ー実験条件の最適化
第7回 実験機材の確認ー必要な機材の再確認
第8回 本実験(1)ーデータの取得と解析
第9回 実験結果の報告と討議(1)ー課題の抽出
第10回 本実験(2)ーデータの取得と解析
第11回 実験結果の報告と討議(2)ー課題の抽出
第12回 実験結果に対する考察
第13回 卒業研究発表
第14回 研究・実験報告書の作成
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストと参考文献、その他文献を用いた予習と復習。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・卒業論文、または卒業研究の作成等に対して専門分野に関する必要な論文作成、研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー:DP)に示す「DP1:コミュニケーション力」「DP2:問題解決力」「DP3:知識獲得力」「DP4:「組織的行動能力」「DP5:創造力」「DP6:自己実現力」「DP7:多様性創発力」「D8:専門性」の修得度合いにより判断します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点は「卒業研究」、「卒業研究発表会」について、ディプロマ・ポリシーに示す「DP1:コミュニケーション力」「DP2:問題解決力」「DP3:知識獲得力」「DP4:「組織的行動能力」「DP5:創造力」「DP6:自己実現力」「DP7:多様性創発力」「D8:専門性」の修得度合いを評価します。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間に限らず、随時フィードバックを行います。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:年度ごとに異なります(4月に資料を配布します)。
参考文献:松下貢著「フラクタルの物理(I)、(II) 」(裳華房、フィジックスライブラリー)