シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本近世史演習ⅡA | 2025 | 前期 | 水2 | 文学研究科博士課程前期課程 | 渡辺 浩一 | ワタナベ コウイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-JH5-113S
履修条件・関連科目等
活字の候文を読むことができる。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日本近世都市の災害についての理解を深める。特に江戸における災害の様相について、関連の研究を講読する。また、引用史料を読み込む。
科目目的
研究史を理解し、史料を読解・分析するという基本を身に付ける。すなわち、自立して日本近世史研究を行うことができるようになることを目的とする。
到達目標
第一に、論文を、著者の論理展開を軸に、正確に読むことができるようにする。第二に、史料を人的関係と空間のなかで正確に読むことができるようにする。文書の書き手の認識と事実との距離を自覚しつつ、事実に接近していく方法を獲得する。これを引用史料を読むことにより実現する。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 受講者の研究紹介
第3回 論文講読「序章ー災害史から」(渡辺浩一『近世都市〈江戸〉の水害』序章)
第4回 論文講読「近世の大火・水害・地震」(『日本史の現在』4〈近世〉)
第5回 論文講読「災害対応と文書行政」(渡辺浩一『近世都市〈江戸〉の水害』Ⅰ部1章)
第6回 論文講読「水害記録と対策マニュアルの形成」(渡辺浩一『近世都市〈江戸〉の水害』Ⅰ部2章)
第7回 論文講読「江戸水害における住民の避難行動」(渡辺浩一『近世都市〈江戸〉の水害』Ⅰ部3章)
第8回 論文講読「災害復興をめぐる近世都市政策と地域社会」(同前書Ⅱ部1章)
第9回 論文講読「江戸の天明期連続複合災害」(同前書Ⅱ部2章)
第10回 論文講読「江戸水害と都市インフラ」(同前書Ⅲ部1章)
第11回 論文講読「水系と水害」(同前書Ⅲ部2章)
第12回 論文講読「災害と都市社会」(『日本近世史を見通す』4〈地域からみる近世社会〉)
第13回 論文講読「江戸における巨大寺院の復興と講中―築地本願寺の場合―」(『アジア遊学255 東アジアにおける知の往還』)
第14回 論文講読「安政期江戸における建築資材価格・職人人足賃銀の統制と都市社会」(『人文研紀要』〈中央大〉109)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
該当する論文を熟読しておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 担当した論文のの内容を正確に要約し、きちんと疑問点を提起 できているかを評価の基準とする。 |
平常点 | 40 | 授業中の討論での発言に基いて評価することを基本とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:渡辺浩一『近世都市江戸の水害―災害史から環境史へ―』(吉川弘文館、2022年)
それ以外の論文はPDF配信する。
参考文献:渡辺浩一、マシュー・デービス編『近世都市の常態と非常態―人為的自然環境と災害―』(勉誠出版、2020年)
中塚孝監修、鎌谷かおる・渡辺浩一編集『気候変動から読み直す日本史5 気候変動から近世をみなおす―数量・システム・技術』(臨川書店、2020年)
その他特記事項
後期とも併せ受講することが望ましい。