シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生涯学習論演習 | 2025 | 後期 | 金1 | 文学研究科博士課程前期課程 | 佐藤 智子 | サトウ トモコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-ED5-112L
履修条件・関連科目等
「生涯学習論特講」(前期)を受講済であることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代の教育カリキュラムの重点が知識習得から能力形成へと移行する中で、「何を学ぶか」のみならず「どのように学ぶか」が焦点化されるようになっている。教育実践の中でも、個人学習より協働学習がより重視される状況になってきている。このような学習観の多様性や変容を理解し、特に社会構成主義的な学習の捉え方の基本を理解するため、教育学の古典を講読する。
科目目的
① 教育や学習を研究する上で基本となる諸理論を学ぶため、古典書・必読書を取り上げて輪読する。ただしすべてを網羅できないため、受講生の研究テーマおよび興味関心に沿って図書を選定する。
②上記図書および関連文献のクリティカル・リーディングを通して、学問や研究に携わる上での基礎となるアカデミック・スキルのさらなる向上を目指す。そのために、受講生は毎回各自の研究関心に沿った文献の要約および論点整理を行い、自ら問いを立てて論証していく研究の基本的な過程を経験的に習得する。
到達目標
①学習や教育に関する基礎理論を理解し、その基本的な考え方を自分の言葉で説明できるようになる。
②授業への積極的な参加を通して、学習に関する多様な考えや価値観を理解・受容し、討議や対話に参画するために必要な能力を向上させる。
授業計画と内容
具体的な文献の選定は初回授業時に受講生と相談して決定する。
受講生から特段の具体的な希望が無かった場合は、以下の内容を扱う予定。
第1回:オリエンテーション
第2回:Lave&Wenger『状況に埋め込まれた学習:正統的周辺参加』第1-2章
第3回:Lave&Wenger『状況に埋め込まれた学習:正統的周辺参加』第3-4章
第4回:小括(ディスカッション①)
第5回:I. Illich『脱学校の社会』第1-2章
第6回:I. Illich『脱学校の社会』第3-4章
第7回:I. Illich『脱学校の社会』第5-6章
第8回:I. Illich『脱学校の社会』第7章
第9回:小括(ディスカッション②)
第10回:Y. Engestrom『拡張による学習』まえがき・第1章
第11回:Y. Engestrom『拡張による学習』第2-3章
第12回:Y. Engestrom『拡張による学習』第4-5章
第13回:Y. Engestrom『拡張による学習』第6章
第14回:総括(ディスカッション③)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講読する文献を読み、小レポートを作成してくること。
小レポートの内容
・前回授業のリフレクション
・今回授業で講読する文献(章)の要約&その内容に関連する疑問やディスカッションの提示
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 期末に提出するレポート課題 |
平常点 | 80 | 授業中の発表(レジュメの作成内容含む)およびディスカッションへの参加の程度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
状況に応じてwebexを用いる
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講読文献は、受講生の希望を聞き、初回授業で決定する。
特段の希望が出なければ、以下の文献を講読する。
・ジーン・レイヴ&エティエンヌ・ウェンガー(佐伯胖訳)『状況に埋め込まれた学習:正統的周辺参加』産業図書
・イヴァン・イリッチ(東洋・小澤周三訳)『脱学校の社会』東京創元社
・ユーリア・エンゲストローム(山住勝広訳)『拡張による学習:発達研究への活動理論からのアプローチ』(完訳増補版)、新曜社