シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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データベース工学 | 2024 | 後期 | 月3 | 理工学部 | 庄司 裕子 | ショウジ ヒロコ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IG4-5C45
履修条件・関連科目等
大学教養課程程度の数学(特に離散数学)の基礎知識を前提とする。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
データベースは、情報技術(IT)の中核の1つに位置づけられる重要なものである。そのため、情報システムの開発や運用するためには、データベースとは何かを理解することが不可欠である。本講義では、リレーショナルデータベースを中心としてデータベースの概要、モデル論、管理運用技術、利用技術などを学ぶ。また、近年普及し始めたオブジェクト指向データベースなど最新のトピックスについても概観する。
科目目的
リレーショナルデータベースについて理解することを目的とする。
到達目標
以下を到達目標とする。
(1)データベースやデータモデル、データベース言語SQLについて初歩的な知識を習得する。
(2)リレーショナルデータベースの基本を学び、クエリ処理やトランザクション管理といった、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の機能について理解する。
(3)データベースと関連の深い技術の最新動向を知る。
授業計画と内容
第1回 データベースとは何か ---データベースおよびデータモデルの基本概念
第2回 リレーショナルデータモデル ---構造記述、一貫性制約記述
第3回 データ操作言語 ---リレーショナル代数とリレーショナル論理
第4回 リレーショナルデータベースの設計理論 ---リレーションの正規化
第5回 データベース言語SQL ---SQLの概要、SQLによるクエリ、SQLの標準化
第6回 データベース管理システム(DBMS)---標準アーキテクチャと機能、RDBMS
第7回 RDBMSのクエリ処理 ---クエリ処理の基本、コスト、最適化
第8回 トランザクション管理(1) ---ACID特性、障害時回復、同時実行制御
第9回 トランザクション管理(2) ---同時実行制御
第10回 分散型データベースシステム
第11回 クライアント/サーバ型データベースシステム
第12回 オブジェクト指向とデータベース
第13回 まとめ・総合復習・練習問題①第1回~第6回の内容について
第14回 まとめ・総合復習・練習問題②第7回~第12回の内容について
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
数学(集合論)の概念や用語などについて講義中には特に説明をおこなわないため、知識が不足する場合は各自で補足学習をおこなうことを必要とする。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 期末レポート課題 |
平常点 | 20 | 授業中の小課題、参加度(取り組みや態度含む) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:増永良文「Information & Computing-43 リレーショナルデータベース入門[第3版]-データモデル・SQL・管理システム-」(サイエンス社、2,600円)
テキスト以外の参考書は、授業中に必要に応じて紹介する。
その他特記事項
この科目は教職(情報)の必修科目です。