シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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民俗学(学史・理論)/民俗学A | 2024 | 前期 | 月5 | 文学部 | 小川 望 | オガワ ノゾム | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-HF1-T603
履修条件・関連科目等
歴史学、日本史学
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
我が国の日常生活におけるさまざまな事象を、一日、一年、一生といった単位で俯瞰するとともに、民俗学者を軸とした学史的回顧を通じて、日本民俗学の多彩な概念を理解する。
科目目的
近世以降の研究者の生涯を軸に、日本民俗学の学史と理論、民俗(学)とは何かを学ぶ。
到達目標
日常生活におけるさまざまな事象に対して、民俗学の視点から見つめ直せるようになる。
授業計画と内容
第1回 導入 民俗学とは何か
第2回 身近な民俗学1 兆し・占い・禁忌・呪い(まじない)
第3回 身近な民俗学2 時刻と干支、方位
第4回 民俗学のあゆみ1 明治以前の民俗学① 本居宣長と平田篤胤
第5回 民俗学のあゆみ2 明治以前の民俗学② 江戸時代〜明治初期
第6回 民俗学のあゆみ3 南方熊楠の生涯と学問
第7回 身近な民俗学3 年中行事 大晦日・正月・節分・節供・七夕・盆・彼岸
第8回 民俗学のあゆみ4 柳田國男の生涯
第9回 民俗学のあゆみ5 柳田國男の学問
第10回 民俗学のあゆみ6 折口信夫の生涯と学問
第11回 民俗学のあゆみ7 澁澤敬三の生涯と学問
第12回 民俗学のあゆみ8 宮本常一の生涯と学問
第13回 身近な民俗学4 人生儀礼 出産と成育、結婚と葬送
第14回 まとめと振り返り
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
日常生活の中での民俗についてアンケートを行い、その結果についての解説を行うので、日頃から身の回りに民俗学的な視点を注ぐ習慣を身につけておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 25 | 期末のまとめと振り返りへの回答 |
レポート | 25 | アンケート等への回答 |
平常点 | 50 | 授業への参加度 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業への参加度とは出席数だけを意味するものではありません。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
*関係する職歴:平成2年4月~令和5年3月まで小平市教育委員会に勤務し、遺跡の保存、活用、発掘調査、遺物整理等埋蔵文化財行政に携わるとともに、民俗、民具、石造物などの地域の文化財の調査研究、保存活用にあたったほか、市史の執筆、市民向け講座等地域の歴史、民俗、文化財に関する周知活動にも従事した。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
小平市や埼玉県で自らが行ってきた民俗調査の結果や、多摩地域の民具に関する調査研究の成果を、講義の随所に反映させている。
テキスト・参考文献等
毎回教員がレジュメを用意し、manabaに掲載するので、テキストの指定はありません。
購入は義務ではありませんが、以下の書籍は参考になります。
福田 アジオ編著 『図説 日本民俗学』 吉川弘文館
その他特記事項
前期に行う民俗学Aを受講してから後期に行う民俗学Bを受講する方が望ましい。
オンデマンド授業であるが、所定の期間内に通常の講義と同じように受講し、提出物を提出すること(responを利用しての受講確認から、受講後の設問までの提出を連続して行うことを原則とする)。
*戻っての受講や一時停止は禁止しないが、早送りなどの時間短縮にかかる操作はしないこと。
出席やリアクションペーパー、ミニテストの提出にmanabaやresponを活用するので、その使用方法について確認しておくとともに、講義の前には十分に充電されたスマホやタブレット、PCを用意し、課題等に対応できる環境を整えて参加すること。
受講確認、受講後の設問のいずれかの未入力は、基本的に未受講扱いとなるので、時間にゆとりをもって受講、提出するよう心がけること。
何らかの理由で連絡を希望する場合は、掲示板を通じて行い、内容によっては個別指導コレクションの開設を求めること。