シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本語BⅡ(2)(ろ) | 2025 | 後期 | 火5 | 学部間共通科目 | 松本 美香子 | マツモト ミカコ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
UW-JP1-J20M
履修条件・関連科目等
外国人留学生対象の自動登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
B系列日本語Bは文章表現(作文)のクラスです。レポートや論文を作成するために、学術的文章の知識や技術を学び、レポートや論文を執筆します。授業は、単元ごとに構成されています。各単元は、指定された課題を理解し、作成し、提出することで展開されます。また、毎回の授業で、特定の「言語表現」や「内容・構成」の理解を深めます。課題を達成する際には、相互活動を行います。
科目目的
本授業を履修する学生が、日本語でレポート・論文などの学術的文章を作成するための知識・技術の習得することを目的とします。
到達目標
上記の目的達成のために、具体的には以下の目標を設定します。
⑴学術的文章の基礎を理解できる
⑵学術的文章を用いて、日本語でレポートや論文などの課題を作成できる
⑶課題を達成する過程で、他者と円滑にコミュニケーションを図ることができる
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:授業の目的、授業計画などの解説
第2回 引用⑴:助詞・引用のスタイル、引用の表現
第3回 引用⑵:根拠としての引用
第4回 引用⑶:引用の作成 ★ピアリーディング
第5回 図表⑴:数値に関する表現のスタイル、図表・データの表現
第6回 図表⑵:図表・データの利用
第7回 図表⑶:図表・データの作成 ★ピアリーディング
第8回 要約引用⑴:テーマの設定
第9回 要約引用⑵:資料作成
第10回 要約引用⑶:作成した資料を用いた発表 ★ワールドカフェ (提出)
第11回 論証型レポート⑴:作成プロセス・問いの設定 ★ピアライティング
第12回 論証型レポート⑵:論の構成 ★ピアライティング
第13回 論証型レポート⑶:論証型レポートの作成 ★ピアリーディング (提出)
第14回 授業の総括
※都合により変更する場合もありますので、予めご了承ください。
※課題を達成する際に、相互活動(★)を取り入れています。
※「日本語サポーター(日本人学生など)」とペアないしグループワークを予定しています。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 提示する3課題について、指示した書式に準拠し、説得力のある表現内容を有しているか。 |
平常点 | 20 | 授業に参加し、積極的に課題に取り組んでいるか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70%に満たない場合は単位を与えない。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
必要に応じてメールにて個別指導を行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
浜田麻里・平尾得子・由井紀久子『大学生と留学生のための論文ワークブック』くろしお出版、1997年
※その他、適宜、プリント(レジュメおよび資料)を配布します。
【参考文献】
二通信子・大島弥生・佐藤勢紀子・因京子・山本富美子『留学生と日本人学生のためのレポート・ 論文表現ハンドブック』東京大学出版会、2009年
佐渡島沙織・吉野亜矢子『これから研究を書く人のためのガイドブック:ライティングの挑戦15週間:第2版』ひつじ書房、2021年
酒井聡樹『これからレポート・卒論を書く若者のために:第2版』共立出版、2017年
酒井聡樹『これから学会発表する若者のために:ポスターと口頭のプレゼン技術:第2版』共立出版、2018年
三浦香苗・岡澤孝雄・深澤のぞみ・ヒルマン小林恭子『最初の一歩から始める日本語学習者と日本人学生のためのアカデミックプレゼンテーション入門』ひつじ書房、2006年