シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 心理学特殊講義Ⅱ | 2026 | 冬季集中 | 他 | 文学研究科博士課程後期課程 | 竹村 浩昌 | タケムラ ヒロマサ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LG-PY6-106L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、磁気共鳴画像法による脳イメージング技術と、その背景となる生理学的・解剖学的知識、計測・解析法の基礎を概説した上で、ヒトの視覚機能処理の神経基盤について機能と構造の両面から学ぶ。具体的には、fMRIによる視野地図の研究や視覚運動情報処理機構の分析から、拡散強調MRIによる白質線維束の同定まで、最新技術に基づく知見を体系的に網羅する。さらに、視覚系の進化やカテゴリー認識、注意、読文といった実験心理学的なテーマとの関連についても、最新の研究成果に基づき解説する。これらを通じて、脳計測科学・生理学・解剖学・心理学を俯瞰し、ヒトの視覚認知機能を多角的に考察する能力を養うことを目指す。
科目目的
磁気共鳴画像法(MRI)の生理学的・解剖学的背景、計測原理、および解析の基礎を習得し、視覚認知研究への応用例について深く理解する。これにより、特定の学問領域に固執しない多角的な視点を養う。最終的には、認知神経科学分野の学術論文における実験デザインや解釈の妥当性を、背景にある計測技術の特性に照らして批判的に読解・評価できる能力を身につけることを目的とする。
到達目標
・磁気共鳴画像による脳活動及び脳構造計測の概要が理解できる
・自身の研究テーマにおける、これらの手法の適用を検討することができる
・認知神経科学分野における研究成果を適切に批判し、発展させることができる
授業計画と内容
(1)授業の概要説明
(2)磁気共鳴画像(MRI)概論
(3)機能的MRI(fMRI)概論:生理学的背景・計測原理・解析手法の基礎
(4)fMRIによる視野情報表現の研究
(5)fMRIを用いた多感覚情報処理機構に関する研究
(6)運動視知覚の神経機構
(7)大脳白質解剖概論
(8)拡散強調MRI(dMRI)概論
(9)dMRIを用いたヒト視覚情報処理機構に関する研究
(10)視覚白質線維束の種間比較
(11)高次視覚機能:カテゴリー情報処理と数字認識
(12)MRIと解剖学的計測の融合による視覚機能研究
(13)注意機能・読文機能と脳機能・脳構造の関連
(14)総括・まとめ・到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
レジュメ等で授業の内容を復習した上で、レポートに取り組んでください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 60 | 磁気共鳴画像法による脳イメージングの手法に関する知識について、理解度を評価します。講義終了後にレポートを執筆していただき、ご提出いただくことを予定しています。 |
| 平常点 | 40 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業では、レジュメ等の配布資料を用い、必要に応じて適宜参考文献を紹介する。