シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ロシア語6/ロシア語6 2年特設クラス(秋)/ロシア語8 2年特設クラス(秋)/ロシア語(Ⅵ)/ロシア語(Ⅵ)2年特設クラス(秋)/ロシア語(Ⅷ)2年特設クラス(秋)【2年31組・75組】 | 2025 | 秋学期 | 月3 | 法学部 | 佐藤 裕子 | サトウ ユウコ | 2年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-RU2-006M
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
これまでに学んだ初級文法を基礎として、さまざまな文章を読んでいきます。発音の練習や文法知識の確認など、1年次の復習も随時行なう他、テキストの背景に関する解説なども加えます。これまで蓄積してきた知識や経験を生かして、長文テキストを少しでもより速く読み、かつ確実に内容がつかめるよう学習を深めます。文法事項としては、形容詞・比較級や仮定法、関係代名詞、副分詞、形容分詞などを含んだ高度な文章まで読解できるような知識の習得を目指します。教科書は復習のため用いますが、歴史、文学作品やニュースなど幅広いテキストを随時配布し読み解いていきます。また、歴史や文化に関する映像(映画を含む)の視聴やその解説も挟み、より深い理解を得て頂きます。
科目目的
グローバルな広い視野をもった国際人として社会で活躍するためには、日本語や英語以外にも異文化理解の鍵となる言語の知識を養う必要があります。言葉を学ぶことはその国の歴史や文化、考え方を知り、コミュニケーションを助けます。混迷を極める現代社会においてロシア語を学ぶことは世界情勢を読み解く上でも重要となります。日本でロシア語を学べる大学は多くはありません。ぜひこの機会を生かして新しい視点と貴重な語学運用能力を身につけてください。
到達目標
すでに春学期で履修し終えたロシア語能力検定試験3級を受験できるレベルの文法(形容詞の比較級、仮定法、関係代名詞、数詞に関する表現)を復習し確実に自身のものとする。さらに上のレベルの文法(副分詞、関係副詞、能動形容分詞、受動形容分詞)を学習し、それらを含むさまざまなテキストを読解できるようになることを目標とします。
授業計画と内容
第01回 検定試験対策1 動詞の時制と命令形、格変化(名詞、形容詞、所有代名詞、指示代名詞)
第02回 検定試験対策2 形容詞・副詞の比較級、数詞
第03回 検定試験対策3 露文和訳、和文露訳(検定試験過去問、想定問題等)
第04回 副動詞 テキスト読解、検定試験対策
第05回 能動形容分詞 テキスト読解
第06回 被動形容分詞 テキスト読解(前半)
第07回 被動形容分詞 テキスト読解(後半)
第08回 テキスト読解(ロシアの新聞や雑誌)、映像資料(ニュース)のリスニング
第09回 テキスト読解(ロシアでの生活と文化,旅行)とそのロシア語作文、会話練習
第10回 テキスト読解と作文(日本の四季と習慣,手紙(ビジネスレターを含む))、会話練習
第11回 テキスト読解(現代ロシアの文化など)、映像資料のリスニング
第12回 テキスト読解(ロシア文学作品;プーシキンやチェーホフ)、映像資料(映画)のリスニング
第13回 テキスト読解(ロシア文学作品;ドストエフスキーやトルストイ)、映像資料(映画)のリスニング
第14回 テキスト(学生の要望を反映)読解、映像資料のリスニング、会話練習
受講生の理解度や習熟度、社会情勢によって、内容を変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
既習単語や基本的なセンテンスを暗記すること。テキストの音読。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | ロシア語能力検定試験3級に準じた問題で文法の習熟度をチェックします。 |
期末試験(到達度確認) | 40 | テキスト翻訳、朗読、露作文など |
平常点 | 20 | 予・復習を行った上での積極的な授業への参加、受講態度を評価します。 |
その他 | 10 | ミニテストや課題の提出の評価など |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席率が70%に満たない場合、中間・期末試験を未受験の場合は単位を取得できません。成績評価の方法・基準の詳細は、最初のガイダンスで説明します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
必要に応じて、manabaでフィードバックを行う
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書
桑野隆『初級ロシア語20課』(白水社)、西中村浩、朝妻 恵理子『ロシア語を始めよう』(朝日出版社)
今学期では講読用の教材を配布(manaba添付等)します。
参考書
辞書は『博友社ロシア語辞典』を推薦します。
中級レベル以上では『研究社露和辞典』、『岩波ロシア語辞典』を推薦します。
その他特記事項
■授業の工夫■ 実力試しにロシア語能力検定試験(4級3級)にチャレンジしましょう。そのために教科書で文法を習得しながら基礎文法の総復習、対策過去問題を解いていきます。また、多様な文章の読解と和訳のために中級文法(副分詞や形容分詞など)を習得します。ロシアについてより深く知るために、ロシアの文化や歴史関連テキスト,雑誌や新聞の記事、ロシア文学作品の文章読解、映画やニュースのリスニング、実践的な会話の練習も行います。質問等はメールで受け付けています。一緒に頑張りましょう。
なお、受講生の理解度や社会情勢によって、授業進度や授業計画などの予定は変更される可能性があります。