シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経営学 | 2024 | 前期複数 | 月2,木4 | 経済学部 | 赤羽 淳 | アカバネ ジュン | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-MN2-01XX
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
本講義は、経営学にかかる概念・理論の説明とそれにまつわる実際の事例の分析を中心に構成される。具体的には、Ⅰ.経営学を学ぶための基本事項の整理、Ⅱ.経営戦略と経営組織の基本領域、Ⅲ.経営学各分野の基本領域、Ⅳ.現代企業経営の潮流、の4部構成で講義を展開する。講義では概念や理論の説明とともに、具体的な事例を随所に示すようにする。また実際に企業経営の現場に携わる外部講師の講義を組み入れることもある。講義は、キーワードや重要事項の穴埋め方式の配布資料を使用する。配布資料で空欄になっているキーワードや重要事項は、受講者があらかじめ予習として講義前に自分で回答し、講義をききながら適宜加筆修正をしていくことになる。またManabaのアンケート機能を使用し、受講者に講義テーマに関する質問に答えてもらうクエスチョンタイムを随時設ける。したがって講義形式ではあっても、各受講者の主体的な参加が求められることになる。
科目目的
現代社会において、経営の知識は民間企業のみならずあらゆる組織体において必要となっている。また経営の影響が及ぶ範囲は、当該企業のみならず、その顧客やライバル企業、ひいては国境を超えてグローバル社会全体に広がりつつある。加えて、ボーダレス化し、ネットワーク化した今日において、経営の内容はますます複雑化し、多様化している。以上のような状況を念頭に、本講義では受講者が企業経営にかかる基礎的な概念、代表的な理論、そしてそれら諸概念・理論と実際の事例の関係性を体系的に理解することを目的としている。
到達目標
最終的に受講者自身が企業経営にまつわる問題を頭で理解するとともに肌で感じ取り、企業経営に関して自分なりの考え方や意見を持てることを到達目標とする。
授業計画と内容
Ⅰ.経営学を学ぶための基本事項の整理
第1回 ガイダンス・経営学とは
第2回 企業のマネジメントとは-基本概念の整理
Ⅱ.経営戦略と経営組織の基本領域
第3回 経営戦略(1)-経営資源と戦略
第4回 経営戦略(2)-戦略の種類
第5回 経営戦略(3)-競争優位とビジネスシステム
第6回 経営戦略(4)-競争戦略と事業の多角化
第7回 経営戦略(5)-事業構造の再編成
第8回 経営組織(1)-組織設計と組織構造
第9回 経営組織(2)-インセンティブシステム
第10回 経営組織(3)-組織理念と組織文化
第11回 経営組織(4)-リーダーシップ
第12回 経営組織(5)-矛盾と発展の組織マネジメント
Ⅲ.経営学各分野の基本領域
第13回 グローバル経営(1)-企業のグローバル化
第14回 グローバル経営(2)-グローバル化に伴う諸課題
第15回 グローバル経営(3)-エアラインビジネスの事例
第16回 マーケティング(1)-マーケティングミックスの基礎
第17回 マーケティング(2)-プロダクトライフサイクルとマーケティング
第18回 コーポレートファイナンス(1)-企業の資金調達
第19回 コーポレートファイナンス(2)-株式会社制度の仕組み
第20回 戦略的提携とM&A(1)-戦略的提携の種類と事例
第21回 戦略的提携とM&A(2)-M&Aの仕組みと事例
第22回 人的資源管理(1)-雇用
第23回 人的資源管理(2)-人材の採用・育成・配置
Ⅳ.現代企業経営の潮流
第24回 企業の社会的責任
第25回 製品アーキテクチャー
第26回 健康経営
第27回 With コロナの企業経営
第28回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回授業前にmanabaに掲載するレジュメに必ず目を通した上で出席すること。レジュメの空欄部分は予習として事前に埋めること。また授業の最後に提示するポイントを授業後に復習すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | マナバの小テスト機能を使用し、35問出題する。1問2点の配分。 |
レポート | 30 | 第12回目が終了した時点で講義内容に関するレポート課題を提示する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験:70%
期末試験はマナバの小テスト機能を使用するオンライン形式を予定している。
レポート:30%
第12回目が終了した時点で講義内容に関するレポート課題を提示する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業のなかでresponにより提出してもらった意見については、時間の許す限り授業内でフィードバックします。期末試験の結果については、manabaを通じて平均点や全体的な傾向をフィードバックします。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
マナバのアンケート(レスポン)を使用した双方向授業
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
1995年4月~2012年3月 株式会社三菱総合研究所 日立総合計画研究所
民間のシンクタンクで経営コンサルタントとして勤務した経験を経営学の実践的内容の教授に活かす。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
1995年4月~2012年3月 株式会社三菱総合研究所 日立総合計画研究所
民間のシンクタンクで経営コンサルタントとして勤務した経験を経営学の実践的内容の教授に活かす。
テキスト・参考文献等
テキスト:テキストは、配布資料とする。配布資料は、事前にManabaにアップロードする。受講者は、Manabaから各回の配布資料をダウンロードし、予習として事前に配布資料の穴埋め部分を自ら調べ考え、回答してから講義に臨むこと。そして講義をききながら、穴埋め部分の加筆修正を行うこと。
参考文献①:伊丹敬之・加護野忠男 『ゼミナール経営学入門 第3版』日本経済新聞社 2003年
参考文献②:榊原清則 『経営学入門(上・下)第2版』日経文庫 2013年
その他特記事項
私語は他人の授業を受ける機会を妨げる不公正な行為なので厳しく注意します。
responを授業中に使用しますので、スマホ・タブレットを持参してください。
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