シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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哲学Ⅰ | 2024 | 前期 | 月4 | 理工学部 | 竹中 真也 | タケナカ シンヤ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-WP1-HB01
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
21世紀はそれほど見通しのよい時代ではない。国際的な政治状況の不安定さ、宗教における対立、経済の予測困難さ、科学技術の急激な発展、気候の大幅な変動――いずれもが複雑に絡み合って、わたしたちの日常生活に覆いかぶさっている。こうした現代の社会状況において、多少なりとも見通しをよくするためには、哲学的な思考が求められるだろう。本講義では、哲学者の多種多様な観点を学び、現代社会を生きる手掛かりを模索する。
科目目的
この科目は総合2群に属しており、理工学部生に理工系の知識にかぎらない広い教養的知識を習得させることを目的としています。本講義では、哲学者のさまざまな問いかけ、思考の仕方を学び、自分なりにものごとを考える土台を形成する。
到達目標
自分なりに哲学者の立場を理解し、それを論理的な言葉で説明できること。
授業計画と内容
以下は、暫定的なものであり、受講者の関心等に応じて変化することがある。
第1回 神話から哲学へ
第2回 ピュタゴラス教団と数学的思考
第3回 プラトンのイデア論について
第4回 アリストテレス的な世界観について
第5回 中世からルネサンス期へ―アリストテレスの受容からプラトニズムの受容へ
第6回 フィチーノの宇宙観(天球論、存在の位階)
第7回 ピコの人間の「自由」
第8回 クザーヌスの「無限」への憧憬
第9回 モンテーニュの理性的議論への徹底的「懐疑」
第10回 デカルトの『省察』における自然学の形而上学的基礎づけ
第11回 ベーコンによる「技術知」の重視、壮大な科学的なプロジェクト
第12回 ロックとバークリの非物質論による現実世界の変容
第13回 ヒュームによる因果関係の非必然性
第14回 全体の総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
前回のレジュメを読み込んで、内容を理解しているかどうかを確認し、不明点などを辞書で調べること。また興味あるテーマについては、授業内で紹介する参考書などを読んで、さらに理解を深めることがたいせつです。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 授業内容の正確な理解、日本語の正確さ、論理的な文章で書かれているか。 |
平常点 | 30 | 毎回のコメントシートの内容と量。授業への積極的な参加。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価は、毎回の小課題と、学期末の記述試験によっておこないます。合格には60%以上の成績が必要です。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
毎回、レジュメを配ります。参考書については、必要に応じて授業のなかでそのつど紹介します。