シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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現代社会論Ⅱ | 2024 | 後期 | 金4 | 理工学部 | 吉田 達 | ヨシダ トオル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-HO1-HB20
履修条件・関連科目等
講義期間中に、参考文献のうち最低1冊を読んでおくこと。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代社会の問題を具体的な問題に即しつつ考える。このためドキュメンタリー映画や現代日本の思想家の活動や著作などを手がかりに考察を進める。
科目目的
学生諸君が、「問題解決力」「知識獲得力」「組織的行動能力」「創造力」「自己実現力」「多様性創発力」を修得することを目的とする。
到達目標
現代社会のかかえる問題について、特定の視点から単純に割り切るのではなく、さまざまな人間の立場から考えられる柔軟性を養うことが目標である。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 ホームレスの視点から現代社会を考える(1):ドキュメンタリー映画『ヨコハマメリー』を手がかりに
第3回 ホームレスの視点から現代社会を考える(2):近代日本の光と影
第4回 現代社会における「呪術的なもの」:「化粧」の社会心理学を手がかりに
第5回 「経済的な貧困」と「関係性の貧困」をめぐって
第6回 坂口恭平の仕事から考える(1):「都市型狩猟採集民」とはなにか?
第7回 坂口恭平の仕事から考える(2):子供時代の「秘密基地」からの発想
第8回 鶴見俊輔の仕事から考える(1):「限界芸術」とはなにか?
第9回 鶴見俊輔の仕事から考える(2):「神話的時間」とはなにか?
第10回 鶴見俊輔と柳田國男の仕事から考える:「共同飲食」の意味
第11回 現代社会とアニミズム(1):「アニミズム」とはなにか?
第12回 現代社会とアニミズム(2):一神教的世界観とアニミズム的世界観の対立?
第13回 現代社会とアニミズム(3):アニミズムをめぐる「都市伝説」について
第14回 現代社会とアニミズム(4):アニミズム的想像力の可能性について
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(予習)参考文献のうち最低1冊をできるだけ早い時期に入手し、自分で読んでおくこと。
(復習)授業ではおりにふれてさまざまな「思考実験」をおこなう。授業時間以外にも、友人や家族などと「思考実験」をおこない、さまざまな意見に触れることが望ましい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 1)講義期間中のコメントペーパー(小レポート)=合計30点。10点満点のもの×3本を講義期間中に提出してもらう。 2)期末レポート=合計60点。3つのテーマのそれぞれについて、1500文字以上10000文字以内のレポートを書く。1本は30点満点で、残り2本は20点満点。 *指定の字数を満たしていても、内容が不十分なレポートは0点となることがある。 |
成績評価の方法・基準(備考)
小レポート(コメントペーパー)や期末レポートのうち、興味ぶかい内容のものは匿名の状態でmanabaで公開し、受講生全員で共有する。
ルーブリックはmanabaにて公開している。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
コースニュースなどを使ってクラス全員に興味深いレポート等の内容を公開する。
ルーブリックはmanabaにて公開する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
折にふれて学生諸君に質問をしながら授業を進める。積極的に発言していただきたい。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用せず、適宜教室で資料を配布する。
参考文献:
坂口恭平『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』(角川文庫、2015年)
鶴見俊輔『神話的時間』(熊本子供の本研究会、1995年)
鶴見俊輔『限界芸術論』(ちくま学芸文庫、1999年)
奥野克己&MOSA『マンガ人類学講義』(日本実業出版社、2020年)
このほか必要に応じて授業中に指示する。
その他特記事項
講義中に、折にふれて学生諸君に質問し、その回答を織りこみながら講義を進めることもある。マイクを向けられたら積極的に発言をしていただきたい。