シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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倫理学Ⅰ | 2024 | 前期 | 月4 | 理工学部 | 齋藤 宜之 | サイトウ ヨシユキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-PE1-HB03
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、倫理学の学説を古代から近代まで年代順に解説することを基軸としつつ、その根底にある世界観・価値体系としての哲学についても広く学んでいく。ここで取り上げる思想の多くは数百年前に生きた哲学者のものであり、古いところでは二千数百年も前に成立したものであるが、それらの思想は、自分でも気付かないうちに私たちの頭の中にインストールされていたりもする。私たちが有している世界観や価値観は、自分一人で作り上げたものではなく、必ず歴史のどこかに「起源」を有しているのである。したがって、思想の歴史を知ることは自分自身を知ることでもある。講義では予備知識ゼロの人でも理解できるように平易な言葉で解説していきたい。
科目目的
倫理学とその基礎となる哲学の理論や概念について、幅広く理解することを目的とする。
到達目標
講義内で学んだ理論や概念を自家薬籠中のものとし、それらを道具として多様な問題について自由自在に思考できるようになることを目標とする。
授業計画と内容
第1回 ガイダンスとイントロダクション
第2回 超越と内在:プラトンとアリストテレス(1)
第3回 善き生の諸相:プラトンとアリストテレス(2)
第4回 模倣術としての芸術:プラトンとアリストテレス(3)
第5回 キリスト教の思想
第6回 cogitoの哲学と暫定道徳:デカルト
第7回 社会契約論:ホッブズ・ロック・ルソー
第8回 道徳感情論:ヒュームとスミス
第9回 功利主義:ベンサムとJ.S.ミル
第10回 主観性の哲学:カント(1)
第11回 主体性の倫理学:カント(2)
第12回 最高善の思想:カント(3)
第13回 総括:「近代」の思想構造
第14回 到達度確認
※ 講義の順序とテーマは必要に応じて多少の変更もありうる。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業内で紹介した文献を可能な限りで読んでみること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 授業内で得た知識を活かしたうえで、自らの頭で考え抜いた論述を高く評価する。 |
平常点 | 30 | リアクションペーパーの内容や講義内における質問等の積極性を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じてmanaba等を活用する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
・特定のテキストは指定しない。
・講義資料は授業時に配布する。必要に応じて、PDF資料をmanaba上にアップするので、受講者は各自ダウンロードすること。
・参考文献については授業内で適宜紹介する。
その他特記事項
後期の「倫理学Ⅱ」(齋藤担当)を合わせて履修するとより発展的な理解が得られる。もちろん後期を履修しない学生の受講も歓迎する。