シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報・メディア論 | 2024 | 後期 | 月4 | 理工学部 | 金澤 忠信 | カナザワ タダノブ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-RC1-HB06
履修条件・関連科目等
特に予備知識は必要ありませんが、社会問題・時事問題に対する意識・関心はつねにもっておく必要があります。
「言語・記号論」(前期)と関連した授業になりますが、当該科目のみの履修でもかまいません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
私たちは日々、テレビ、新聞、インターネットなどを通じて得た情報を利用しながら生活していますが、それらの情報を、誰が、どんな立場で、何を根拠に、何のために、いつ、どのような仕方で発信したのか、意識しないことが多いのではないでしょうか。この講義では、情報とは何か、メディアとは何か、という根本的な問いからスタートして、メディアの歴史、情報の価値、メディアの問題点などを見ていきます。理工学部の授業ですので、メディアとテクノロジーの関係についても、様々な角度から考察します。
科目目的
理工学部の科目として、メディアとテクノロジーの関係、テクノロジーと人間の感性の関係、テクノロジーと社会形成の関係について考察し、理解を深める。
到達目標
メディアの本質と各メディアの特徴を知る。現代社会に氾濫する情報を鵜呑みにせず、情報の真価を見きわめることができるよう、メディア・リテラシーを身につける。社会問題・時事問題を自らに関わる問題として引き受け、考えることができるようになる。
授業計画と内容
第1回 情報とは何か
第2回 メディアとは何か
第3回 メディアの歴史
第4回 声の文化と文字の文化
第5回 メディアとメッセージ
第6回 メディアの時間と空間
第7回 複製技術時代のメディア
第8回 メディアと権力
第9回 映像のメッセージ
第10回 世論とメディア
第11回 情報の公共性
第12回 インターネットの過去・現在・未来
第13回 メディアの諸問題:監視社会と功利主義
第14回 まとめ(到達度確認)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回授業中に問い・課題を出します。それについて調べ、考え、自分なりの答えを書いてミニレポートとして提出してください。新聞、テレビ、インターネット上の記事・情報など、自分で見つけた関連資料について具体的に分析・解説してみるのもよいでしょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 100点満点で、60点以上が合格の目安。 |
平常点 | 40 | 毎回授業時に出される課題にそってミニレポートを執筆しmanabaに提出。授業についての感想や質問を書いてもよい。 |
成績評価の方法・基準(備考)
①到達度確認テスト[問1]穴埋め問題(40点)、[問2]語句・用語の説明(30点)では、用語・概念がしっかり身についているかどうか、[問3]論述問題(30点)では、人類のメディアの歴史をたどりながら、情報およびメディアの本質・特徴・問題点を理解し、自分の考えを具体的かつ論理的に説明することができるかどうかが問われます。
②原則的に、授業数の3分の2以上の出席およびミニレポートの提出が必要です。ミニレポートは、その質・量を評価の対象とします。授業の内容を踏まえたうえで、指定された課題にきちんと答えているかどうか、論理的で分かりやすい文章であるかどうかが問われます。次の授業で、意見・感想の紹介、質問への回答をします。試験が苦手な人あるいは上位の成績を目指す人は、毎回のミニレポートをしっかり書くようにしてください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaの活用
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
■資料は毎回配布します。
■参考文献:
★伊藤守編著『よくわかるメディア・スタディーズ』[第2版](ミネルヴァ書房、2015年)
★吉見俊哉『メディア文化論──メディアを学ぶ人のための15話』[改訂版](有斐閣アルマ、2004年)
★エリック・A・ハヴロック『プラトン序説』村岡晋一訳(新書館、1997年)
★W-J・オング『声の文化と文字の文化』桜井直文・林正寛・糟谷啓介訳(藤原書店、1991年)
★マーシャル・マクルーハン『メディア論──人間の拡張の諸相』栗原裕・河本仲聖訳(みすず書房、1987年)
★ヴァルター・ベンヤミン『複製技術時代の芸術』編集解説・佐々木基一(晶文社、1999年)
★ジャン=フランソワ・リオタール『ポスト・モダンの条件』小林康夫訳(水声社、1986年)
★藤本一勇『情報のマテリアリズム』(NTT出版、2013年)
※その他の参考文献については適宜指示します。