シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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科学思想Ⅰ | 2024 | 前期 | 月3 | 理工学部 | 竹中 真也 | タケナカ シンヤ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-HO1-HB07
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
地球規模の環境破壊、大量消費社会の出現などの現象が示すように、われわれは、人間の最高の英知の所産であるはずの科学が人間自身によって制御しがたいまでに肥大化し、人間を支配しようとさえするような奇妙な時代に住んでいます。現代では、「科学とはなにか」という素朴な問いに答えることが緊急課題となっています。そこで、科学がはじめて誕生した古代ギリシアと、近代科学が成立した科学革命の時代を取りあげて、その科学思想の特徴を検討します。
科目目的
この科目は総合二群の科目に属しています。そのために学生には専門的な科学的知識を習得する前に、「科学」がどのように始まり、それがほかの人間の営みとどの点で共通し、どの点で異なるかを理解してもらい、それによって、自分の学習内容が社会でどのような意味をもっているかを学んでもらうことを目的としています。
到達目標
私たちが現在「科学」と呼んでいる営みが成立した歴史的経緯を概観し、その思想的前提を理解した上で、それに対して自分なりの意見をもつことが目標となります。
授業計画と内容
1. 科学とは何か—暫定的見取り図
2. 古代ギリシアの科学(1)イオニア学派
3. 古代ギリシアの科学(2)エレア派・プラトン
4. 古代ギリシアの科学(3)プラトン
5. 古代ギリシアの科学(4)アリストテレス
6. ヘレニズム期の科学;プトレマイオス
7. 科学革命(1)中世からルネサンス期;コペルニクスとケプラー
8. 科学革命(2)ガリレイとニュートン
9. 科学革命(3)思想的基盤(デカルトの革命)
10. 科学革命(4)思想的基盤(イギリスの場合)
11. 科学革命(5)ライプニッツからカントへ
12. 科学思想の変遷の比較と近代科学の特徴
13. 科学の制度化
14. 科学とは何か―まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業は前回の授業の内容を承けて展開される。次の授業の理解に支障がないよう、前回の授業で配布されたプリントおよび解説の内容をよく読み返し、不明な点がないか確認しておく必要がある。また、期末テストに向けて、ことがらを論理的に説明できるよう、文章力を磨いておくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 授業内容の正確な理解、日本語の正確さ、論理的な文章で書かれているか。 |
平常点 | 30 | 毎回のコメントシートの内容と量。授業への積極的な参加。 |
成績評価の方法・基準(備考)
原則として平常点、学期末試験によって評価を決定する。ただ、毎回、課題を出し、それに対して次回の講義でフィードバックを行うため、必要な知識の修得のためには講義への出席が不可欠である。単位の取得には60%以上の成績が必要である。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献については、必要に応じてそのつど紹介する。