シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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精密機械工学演習 | 2024 | 前期 | 火5 | 理工学部 | 梅田 和昇 | ウメダ カズノリ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-ON1-4A11
履修条件・関連科目等
なし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
精密機械とは一体どういうものなのかを、実際の精密機械、あるいは機械要素・電子部品に触れてみることを通して身につけることが本演習の目的である。具体的には、精密機械を構成するねじ・ベアリング・電子部品などの機械要素に実際に触れてみる、情報機器(DVDドライブ)やカラープリンタトナーカートリッジを分解してそのメカニズムを学ぶといったことを行う。
企業の方々においで頂く回では、各メーカーでの実務経験に基づいた指導をお願いする。
科目目的
精密機械工学の「専門性」を今後学んでいくための基礎を、実際の精密機械、あるいは機械要素・電子部品に触れてみることを通して身につけることが本演習の目的である。分解・組立を通して「創造力」「多様性創発力」を修得することも合わせて目的としている。
到達目標
演習に参加し、自分の手で部品をさわり、精密機械を分解することで、精密機械工学に対する現実的なイメージを持てるようになることが最重要である。また、演習の中で学ぶ個々の基礎知識もあわせて理解して欲しい。これから学ぶ講義の内容を具体的な機械とより強くリンクさせながら体得できるようになることが本演習の目標である。
授業計画と内容
第1回 0.ガイダンス
第2回 1.機械要素・電子部品に触れる
1.1 ねじ
第3回 ねじ(製図)
第4回 1.2 ベアリング
第5回 1.3 電子部品
第6回 1.4 ステッピングモータ
第7回 1.5 レーザ
第8回 2.情報機器分解
2.1 ガイダンス
第9回 2.2 DVDドライブ分解(1)構造の説明と大まかな分解・組立
第10回 DVDドライブ分解(2)詳細な分解・組立
*9,10回は、実際にDVDドライブを開発された企業の方に実習指導をお願いする
第11回 3.カラープリンタトナーカートリッジ分解(1)構造の説明
第12回 カラープリンタトナーカートリッジ分解(2)分解・組立とスケッチ
*11,12回は、プリンタ・コピー機を市販する企業の方々に実習指導をお願いする
第13回 4.各種機械の構造をみる(VTR、ハードディスク、レーザプリンタなど)
第14回 到達度確認レポート
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
原則として復習を十分に行い、講義内容をしっかり理解すること。また、回によっては、製図やスケッチなどの提出もある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 毎回の講義の際に提出するレポートにより、実際に触れた、あるいは分解した機器の基礎を理解できていることを評価する。 |
その他 | 20 | 製図、スケッチの正確さ、丁寧さ、構造の理解度(スケッチ)を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
精密機械を構成するねじ・ベアリング・電子部品などの機械要素に実際に触れる。また、情報機器(DVDドライブ)やカラープリンタトナーカートリッジを分解してそのメカニズムを学ぶ。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
・リコー技術者、情報機器(DVDドライブ)の設計開発。
・コニカミノルタ技術者、カラープリンタトナーカートリッジの設計開発。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
企業2社からゲストスピーカーを招聘する。
・情報機器(DVDドライブ)の原理説明や分解組立のご指導を、リコーの技術者にお願いする。この技術者の方は、分解するDVDドライブの開発者である。
・カラープリンタトナーカートリッジの原理説明や分解組立のご指導を、コニカミノルタの複数の技術者にお願いする。分解するトナーカートリッジはコニカミノルタで開発・市販されているものである。
テキスト・参考文献等
プリントを配布する。
その他特記事項
ねじ製図では製図用紙を各自準備する。また、ステッピングモータの回からカラープリンタトナーカートリッジ分解の回までは、ドライバ(一般的なものおよび精密ドライバ)を各自準備する。
DVDドライブ分解、カラープリンタトナーカートリッジ分解では、企業の方においで頂きご指導頂く。
参考URL
http://www.mech.chuo-u.ac.jp/umedalab/