中央大学

シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:導入演習 B

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
導入演習 B 2025 春学期 月1 法学部 武市 周作 タケチ シュウサク 1年次のみ 2

科目ナンバー

JU-AD1-001S

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 この授業では、ディベート、プレゼンテーションとディスカッション、レポートを通じて、これから法学部で学ぶにあたって必要とされる能力を身に付けていきます。演習科目では、受講生が課題に取り組むことが求められ、その分負荷はかかるように思うかもしれませんが、ここで身に付けた力は今後の法学部の学びの助けとなります。もちろん、過剰な負担とならぬようにサポートをしていきますので、大学での学びの入口と思って楽しむくらいの姿勢で臨んでください。
 いわゆるデジタルネイティブの世代にとっては、インターネットから様々な情報を得ること自体には慣れています。しかし、実際のところ、それらの様々な情報の中から、ディベート等に必要な情報を絞り込んで、取捨選択していく訓練はそれほど受けていません。この授業では、今後の大学の学びにおいて必要となる資料・文献収集に慣れていきます。
 受講者数にもよりますが、それぞれ班分けをして、各班で事前に検討したり、班のメンバー同士で批評をし合ったりしていきます。大学での学びは、最終的にひとりで取り組んでいくものですし、大学での生活も「群れる」必要はありません。しかし、大学で学んでいくにあたっては、他者とのコミュニケーションを通じて、自身の考え方を相対化させることが必要ですし、また、勉学だけでなく学生生活でも人と合わせながらスケジュール管理をしていくことも必要です。この演習で班や全体の繋がりが、大学生活最初の勉強の仲間になってもらえれば嬉しく思います。

科目目的

 この科目の目的は、以下のような、今後法学部で学んでいくときに必須の基礎的学習能力を身に付けることにあります。
・問題を発見・調査・分析する
・レポートやプレゼンテーションを通じてわかりやすく表現する力
・学説や判例に基づいて、論理的に考え、相手と議論する力
・ディベートを通じて多角的な視点で議論をする力(法学における「原告」「被告」「裁判官」という対審構造にも繋がります)

到達目標

(1)法学部で学ぶための基礎的な学習能力を身に付ける。
(2)法・社会問題に関心を持ち、法的に考えることができるようになる。
(3)他人の意見を尊重しつつ、適切に批判をすることに慣れる。
(4)問題に取り組むにあたって必要な情報や資料を探し、分析・調査する力を身に付ける。

授業計画と内容

第1回 オリエンテーション:この授業の概要・目的、授業計画、自己紹介、sディベート・プレゼンテーション班分け
第2回 課題の取り組み方:レポート、ディベート準備、報告レジュメ・スライド
第3回 資料・文献の扱いと検索
第4回 ディベート(1):①肯定、②否定、③審判
第5回 ディベート(2):①審判、②肯定、③否定
第6回 ディベート(3):①否定、③審判、③肯定
第7回 プレゼンテーションとディスカッションA
第8回 プレゼンテーションとディスカッションB
第9回 プレゼンテーションとディスカッションC
第10回 プレゼンテーションとディスカッションD
第11回 プレゼンテーションとディスカッションE
第12回 レポート合評会と講評 前
第13回 レポート合評会と講評 中
第14回 レポート合評会と講評 後

ディベート、プレゼンテーションで扱うテーマ例:
ネット中傷、男女平等とアファーマティブアクション、憲法改正、宗教と政治、外国人労働者、原子力発電所、裁判員制度、安楽死、いわゆる「不快な表現」、日本の大学、動物の“人権”

授業時間外の学修の内容

その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

 ディベート、プレゼンテーションでは班のメンバーで事前に準備しなければなりません。準備段階で分担したとしても、最終的には全員が同じ水準でディベートやプレゼンテーション、ディスカッションができるようにしておくことを求めます。
 ディスカッションでは、フロア側は、質問であれ議論であれ、必ず1回以上の発言を求めます。そのためにはある程度テーマについて下準備をしておく必要があります。
 レポートの回には、文献や資料を読んだり、執筆をしたりする必要があります。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
レポート 30 1回10点満点で合計30点で計算します。受講生数や進捗状況によってレポートの回数が増減した場合でも、合計で30点満点となるように計算し直します。
平常点 70 ディベート・プレゼンテーション・ディスカッションでの発言や質疑応答(班のメンバーでの協議やディスカション等での積極的な関与・発言がない場合は点数がつきません)。遅刻はこの平常点からの減点対象とします。

成績評価の方法・基準(備考)

 単位の付与のためには、原則として10回以上の出席が必要です。ただし、やむを得ない事由が認められる場合は、この限りではありません。必ず連絡をしてその理由を示すこと。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

 資料やレジュメ、教材等の配布は、原則としてmanabaを通じて行います。各自印刷をすることで対応してもらいますが、パソコンやタブレットを用いても構いません。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

テキスト・参考文献等

ディスカッション・ディベートなどで用いる資料等は、図書館やデータベースなどを用いて収集することを基本とします。また、必要な限りで、担当教員が教材を作成し、manabaにアップロードします。

参考文献
・戸田山和久『最新版 論文の教室:レポートから卒論まで』(NHKブックス、2022) ISBN:978-4140912720
・指宿信・齊藤正彰監修『リーガル・リサーチ〔第5版〕』(日本評論社、2016) ISBN:978-4535521629
・田高寛貴・原田昌和・秋山靖浩『リーガル・リサーチ&リポート〔第2版〕』(有斐閣 2015) ISBN:978-4-641-12611-4
・木下是雄『レポートの組み立て方』(ちくま学芸文庫、1994) ISBN:978-4480081216
・古郡廷治『論文・レポートの文章作法』(有斐閣新書、1992) ISBN:978-4641091313

その他特記事項

参考URL

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