シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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機械要素設計 | 2024 | 前期 | 火2 | 理工学部 | 土肥 徹次 | ドヒ テツジ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-MM3-4C40
履修条件・関連科目等
機構学、材料力学1を修得していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
複雑な機能を持った機械であっても、基本的な機械要素を組み合わせることによって所用の機能を実現している場合が多く、機械を設計するためには代表的な機械要素に精通していることが重要である。そこで、機械要素を設計するために必要となる安全率や許容応力などの基礎知識の学習と、締結要素・軸系要素・伝達要素などについて、代表的な機械要素の機能や構造の解説を行う。これらを通じて、機械の仕様に合わせて機械要素を設計することができるようになるための基礎を修得する。
科目目的
①代表的な機械要素の機能や仕組みを知ること。
②機械要素の基礎設計として、許容応力と安全率、機械要素の破損を知ること。
③代表的な機械要素(ねじ・軸・歯車など)の種類や用途・規格などを知ること。
到達目標
①代表的な機械要素の機能や仕組みについて、基礎知識を修得していること。
②機械要素の基礎設計として、許容応力と安全率、機械要素の破損に関する計算ができること。
③代表的な機械要素(ねじ・軸・歯車など)の種類や用途・規格などの知識を修得していること。
④代表的な機械要素について、求められる機能に応じた適切な機械要素の選択と、強度計算ができること。
授業計画と内容
第1回 機械設計の基礎Ⅰ(イントロダクション、機械設計と機械要素)
第2回 機械設計の基礎Ⅱ(互換性と標準規格、機械要素の破損)
第3回 機械設計の基礎Ⅲ(許容応力と安全率、はめあいと表面粗さ)
第4回 締結要素Ⅰ(ねじの種類、用途、規格など)
第5回 締結要素Ⅱ(ねじ・ボルトの力学)
第6回 締結要素Ⅲ(ねじ・ボルトの強度計算)
第7回 締結要素Ⅳ(リベット・溶接の種類と特徴)
第8回 練習問題解説・中間到達度確認
第9回 軸系要素Ⅰ(軸・キーなど)、中間試験の解説
第10回 軸系要素Ⅱ(軸継手の種類と特徴)
第11回 軸系要素Ⅲ(軸受の種類と特徴)
第12回 軸系要素Ⅳ(ジャーナル軸受と転がり軸受)
第13回 伝達要素Ⅰ(歯車の種類と特徴)
第14回 その他の機械要素(ベルト・チェーン,油圧・油圧弁、ブレーキ、ばね)
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教員が指示ずる予定内容について,参考書の該当箇所に目を通しておくこと.基本的な用語の意味・内容をしっかりと理解するように復習して,manabaの小テストによる確認を行い,曖昧な点や疑問点を次回講義時まで持ち越さないこと.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 代表的な機械要素の基礎知識や特徴,および,機械要素の破損や強度計算などの基礎設計を正しく理解できたかを評価する. |
その他 | 50 | 毎回の講義後のmanaba小テストにより,授業内容をどの程度理解できたかを評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
講義内容の理解度の判定は,以下の評価基準によって判断する.
①代表的な機械要素の機能や仕組みに関する基礎知識を理解しているか?
②機械要素の基礎設計として、許容応力と安全率、機械要素の破損に関する計算を行うことができるか?
③代表的な機械要素(ねじ・軸・歯車など)の種類や用途・規格などを正しく理解しているか?
④代表的な機械要素について、適切な機械要素の選択と強度計算を行うことができるか?
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを利用します.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:特に指定しないが、必要な資料は講義の際に配布する。
参考文献:他の参考書については、授業の第1回目に紹介予定。
大西清著、「機械工学入門シリーズ 機械設計入門 第3版」(理工学社、1989年、2,200円)
和田稲苗編著、「機械要素設計」(実教出版、1984年、3,200円)
その他特記事項
参考URL
dohi@msl.mech.chuo-u.ac.jp