シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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無機化学1 | 2024 | 後期 | 火1 | 理工学部 | 大石 克嘉 | オオイシ カツヨシ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-BC1-6A02
履修条件・関連科目等
高校の化学、前期で学ぶ基礎無機化学を履修していることが必須。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講義では、前期で学んだ基礎無機化学の内容(原子構造、原子半径、イオン化エネルギー、電子親和力、化学結合と分子軌道)を復習した後、前半は単純な固体の構造について学ぶ。基本的な固体である純金属の構造を概説し、合金やイオン固体の複雑な構造に学習を進める。イオン結合のエネルギー論についてもふれる。後半は、酸と塩基について学ぶ。ブレンステッドの定義、ルイスの定義にもとづく酸・塩基化学の基礎を論ずる。
科目目的
前半は、金属、合金、イオン固体の構造とエネルギー論を理解し、固体化学の基礎を習得することを目的とする。後半は、酸と塩基の概念を正しく理解し、化学反応の説明に応用できるようになることを目的とする。
到達目標
前半は、基本的な金属、合金、イオン固体の構造を確実に記述できるようになることを目標とし、エネルギー論についても理解を深める。後半は、酸と塩基の特徴と性質をしっかり把握し、様々な反応を酸・塩基の概念で説明できるようになることを目標とする。
授業計画と内容
第1回 はじめに、固体物質とそれら物質の応用と私達の環境・生活
第2回 基礎無機化学の復習(原子構造、分子構造と結合)
第3回 固体の構造の記述
第4回 金属の構造
第5回 合金の構造
第6回 イオン固体の構造
第7回 構造の理論的説明
第8回 イオン結合のエネルギー論
第9回 格子エンタルピーの算出
第10回 ブレンステッド酸性
第11回 ブレンステッド酸の特徴
第12回 ルイス酸性
第13回 ルイス酸・塩基の反応と特徴
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回の予定内容について、受講前に必ず教科書を読んでおく。復習には十分な時間をかけ、毎回講義の最後に行う演習問題は再度確認しておく。出された宿題については、次回に解答を行うので、しっかり理解する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 通常の期末試験の点数により評価されます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaにより、提出課題の提出を行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:シュライバー・アトキンス「無機化学(上)」(第6版;訳本)東京化学同人
その他特記事項
参考URL
http://sschems.chem.chuo-u.ac.jp/612www/index.html