シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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システムプログラム | 2024 | 前期 | 金3 | 理工学部 | 久保田 光一 | クボタ コウイチ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IG4-8C06
履修条件・関連科目等
「 コンピュータの構造」,「オペレーティングシステム技術」の履修が望ましい.
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
OSブートプロセス,記号処理プログラム,ネットワークプログラム等のシステムプログラムについて学ぶ.アセンブリ言語やプログラム言語Cを用いて,OSブートプロセスを理解し,lisp の簡単な処理系やクライアントサーバ型の簡単なネットワークアプリケーションプログラムなどの設計・実装を通してシステムソフトウェアの実際を知る.
科目目的
システムプログラムのソースコードを読みこなし,ソフトウェアシステム設計の全体を見渡せるようになること.
到達目標
システムプログラムのソースコードを読みこなし,ソフトウェアシステム設計の全体を見渡せるようになること.自分でUNIX系のシステムコールを操作して簡単な処理系がプログラムできるようになること.
授業計画と内容
第1回 ポインタ,構造体の復習
第2回 リスト構造,ヒープ構造の復習
第3回 純lisp
第4回 純lisp処理系
第5回 記憶管理
第6回 パターンマッチング
第7回 バックトラックプログラムの処理
第8回 x86系システムブート1 -概要-
第9回 x86系システムブート2 -実装例-
第10回 UNIXシステムコール1 -pipe, fork-
第11回 UNIXシステムコール2 -signal, socket-
第12回 スレッド
第13回 ネットワークプログラム
第14回 クライアントサーバプログラム
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
配布したプリントに記載のプログラムを実際に動作させ, 復習すること.
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | 何らかの言語のインタプリタを設計し,実装できる.変数宣言や関数宣言などを処理し,それを実行するしくみを理解している.簡単なネットワークプログラムをcプログラム言語で設計し,実装できる.素朴なwebサーバを実装できる. |
平常点 | 30 | 授業関連の小テスト等に正解できる. |
成績評価の方法・基準(備考)
プログラム作成を含むレポート課題を与える.
システムプログラムとは何かを理解し,いくつかの例についてそれを実装できる.
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
毎回プリントを配布する.