シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会心理学 | 2024 | 前期 | 他 | 総合政策学部 | 横山 智哉 | ヨコヤマ トモヤ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-SY1-0001
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
人は社会の中で生活する上で、他者あるいは自分自身がどのような人物なのかを考えることが多くあるだろう。あるいは、私たちは所属する集団からどのような影響を受けるのか、もしくはより大きな社会においてマスメディアからどのような影響を受けるだろうかといった疑問を抱くことも多い。そこで本授業は、これまでの社会心理学の理論的動向を踏まえて(1)社会的認知(2)自己(3)集団(4)マスコミュニケーションという4つの異なるレベルから、社会心理学の研究知見を説明することで上記のリサーチクエスチョンに答える。
科目目的
本科目はカリキュラム上の基幹科目群に位置付けられていることから、この科目での学習を通じて、学生が社会心理学に対する基礎的な知識を習得することを目的とする。
具体的に、本科目は学生が学位授与の方針で示す「コミュニケーション能力:関係する人々との協働に必要なコミュニケーション能力を発揮し、課題解決や他者への説明等に有効な論理的思考を行い、その結果を発信することができる」ことの修得を目的とする。
到達目標
人と人、あるいは社会と人との関係性の中で生じる様々な問題について、その背景や原因を社会心理学的な観点から理解することで、それらの問題に対処するための手がかりを得ることを到達目標とする。
授業計画と内容
授業概要は以下のとおりである。
1. ガイダンス
2. 社会的認知(1)対人認知
3. 社会的認知(2)社会的推論
4. 社会的認知(3)態度と説得
5. 自己(2)自己開示と自己呈示
6. 自己(3)対人行動と人間関係の発展過程
7. 集団(1)社会的促進と手抜き
8. 集団(2)集団意思決定
9. 集団(3)多数派と少数派の影響
10. 集団(4)内集団ひいきと集団間葛藤
11. マスコミュニケーション(1)流言とパニック
12. マスコミュニケーション(2)議題設定効果
13. マスコミュニケーション(3)フレーミング効果
14. 総括・まとめ:社会心理学の課題と研究視点
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教科書あるいは参考文献を用いて講義内で予告する次回の授業内容について事前に理解を深めること。
また、ノートおよび配布資料で各回の講義内容を復習すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 85 | 社会心理学についての基礎知識を理解した上で、レポートで課される問いに対して実証的な社会心理学の観点から説明できているかどうかを評価する。 |
平常点 | 15 | 授業への参加・貢献度、調査や実験への参加、manabaを通じたオンライン入力レポートの内容を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
履修学生からの求めに応じて対応する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
履修学生からの求めに応じて対応する。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaのオンライン入力レポート機能を使い、学生の反応を把握する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特定のテキストは使用せずに、毎回レジュメを配布する。
なお、以下の参考書を読むことで授業理解が深まることが期待される。
池田謙一・唐沢穣・工藤恵理子・村本由紀子 編『社会心理学(補訂版)』有斐閣、2019年 ISBN: 4641053871
山田一成・北村 英哉・結城雅樹 編『よく分かる社会心理学』ミネルヴァ書房、2007年 ISBN: 4623048128