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シラバスデータベース|2025年度版

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ホーム > 講義詳細:EU政治論1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
EU政治論1 2025 春学期 金4 法学部 上原 史子 ウエハラ フミコ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

JU-IN3-011L

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 不戦共同体、そして東アジア共同体構想のお手本だと言われてきた「国際統合EU」が目指しているものは何か?ウクライナ危機の渦中で立ち往生しているヨーロッパの統合は2025年以降どこへ向かうのか?
 この講義では、EUの誕生から発展について概観し、EUの現状とヨーロッパが抱えている問題について学ぶことを目標とします。その際、プーチン戦争の行方もさることながら、BREXITはどうなるのか?EUは加盟国共通の課題にどのように取り組んでいるのか?、ヨーロッパ統合の基本となるルールはどのように発展してきたのか?など、ヨーロッパ統合の過去・現在・未来について皆さんと考え、議論していきます。

科目目的

 この授業ではヨーロッパ統合の歴史や諸政策を学習することで、世界共通の問題に対するヨーロッパの取り組みについて知識を深めるとともに、我々日本が直面しているグローバルな課題にどのように対応するべきなのかを考えられる力を身につけることを目標とします。したがって毎回の授業に積極的に望むことが求められます。

到達目標

ヨーロッパ統合の歴史と現在を学び、感染症・戦争・自然災害などが相次ぎ、混とんとする世界情勢を正しく理解できるようになることを目標とします。

授業計画と内容

第1回 イントロダクション
第2回 ヨーロッパにおける戦争と平和
第3回 なぜヨーロッパ統合がスタートしたのか?
第4回 ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体の誕生と発展
第5回 ヨーロッパ統合の史的展開①1950年代から60年代のヨーロッパ統合
第6回 ヨーロッパ統合の史的展開②1970年代から80年代のヨーロッパ統合
第7回 冷戦の終焉・ドイツ統一と東西ヨーロッパの統合
第8回 マーストリヒト条約からニース条約までの展開
第9回 グループワーク&ディスカッション:2025年前半のヨーロッパ統合を振り返る
第10回 ヨーロッパ共通の憲法構想とリスボン条約
第11回 ヨーロッパ統合の深化 (共通政策の展開)
第12回 ヨーロッパ統合の拡大・縮小(クロアチアのEU加盟と英国のEU脱退)
第13回 ヨーロッパ統合の将来
第14回 総括

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

 予習等の自主学習とともに、日々「ヨーロッパ」を中心とする国際関係のニュースにふれるべく、毎日の新聞やニュース、ネット情報などもしっかりフォローしておいてください。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
期末試験(到達度確認) 50 EU・ヨーロッパ政治の現状と課題について正しく理解できているかどうかを確認する。
その他 50 授業内の課題等

成績評価の方法・基準(備考)

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

授業におけるICTの活用方法

タブレット端末

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

シンクタンク・NPO等。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

シンクタンク・NPO等での経験を授業を通じて若い世代にフィードバックしていきます。

テキスト・参考文献等

テキストとして 鷲江義勝編著『EU 欧州統合の現在 第4版』創元社

その他、以下も読んでみることをお勧めします。
広瀬佳一編著『NATOを知るための71章』明石書店
浜矩子『統合欧州の危うい「いま」』詩想社

金子寿太郎『EU ルールメイカーとしての復権 』日本経済新聞出版
滝田賢治・大芝亮・都留康子編『国際関係学――地球社会を理解するために第三版補訂版』有信堂高文社
パオロ=ジョルダーノ『コロナの時代の僕ら』 早川書房
臼井陽一郎編著『変わりゆくEU』明石書店
松尾秀哉・近藤康史他編著『教養としてのヨーロッパ政治』ミネルヴァ書房
B.アンジェル・J.ラフィット『ヨーロッパ統合』創元社
田中浩編著『EUを考える』未來社
大芝亮編著『ヨーロッパがつくる国際秩序』ミネルヴァ書房
K.ポミアン『ヨーロッパとは何か:統合と分裂の 1500 年』平凡社

など。
 その他、毎回の授業で関連資料や文献を紹介します。

その他特記事項

 この講義は一方的なレクチャーではなく、毎回受講生のみなさんと考え、議論する形式で進めます。したがって皆さんにはアクティブな参加が求められます。また、プーチン戦争の行方が見通せない今、ヨーロッパに関わる世界情勢のハプニングにともなって講義順序や内容が変更となる可能性が高いことを承知の上、履修してください。

参考URL

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